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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27

インプレッサスポーツHVには走りの愉しさだけでなく実用性もあるか?

夫婦でインプレ!

【本記事は2015年8月にベストカーに掲載された記事となります。】この春、業界に激震が走った。モータージャーナリストの橋本洋平さんと、女性モータージャーナリストのまるも亜希子さんが電撃結婚。そして、今3カ月のお子さんがいて、幸せいっぱい。ということで世界初(?)の「夫婦でインプレ!」。さっそくお願いしま~す!

スポーツ性能こそ命な夫・橋本洋平の言いぶん

見た目はかなりアグレッシブ!:ボディサイズはガソリンのインプレッサスポーツに比べ全幅が+15mm、全高は+25mm、最低地上高はマイナス15mm。前後バンパーやフォグランプカバー、LEDリアコンビランプ、リアバンパースカート、ルーフエンドスポイラーなどがガソリン車と差別化が図られているポイント。タイヤサイズは215/50R17

見た目はかなりアグレッシブ!:ボディサイズはガソリンのインプレッサスポーツに比べ全幅が+15mm、全高は+25mm、最低地上高はマイナス15mm。前後バンパーやフォグランプカバー、LEDリアコンビランプ、リアバンパースカート、ルーフエンドスポイラーなどがガソリン車と差別化が図られているポイント。タイヤサイズは215/50R17

■スポーツ性能こそ命な夫・橋本洋平の言いぶん橋本&まるものダブルインプレ、いってみます! お題となるのは、スバルのハイブリッドカー第2弾、インプレッサスポーツHV。ざっくり言えば第1弾モデルだったXVハイブリッドのコンポーネントをインプレッサスポーツに入れ込んだ1台。駆動モーターとリニアトロニックと呼ばれるCVTを一体化したシステムは変わらず。バッテリーをリアの床下に搭載していることも変わらない。ただ、圧倒的に違うのはその出で立ちだ。ベースとなったインプレッサスポーツよりも最低地上高を15mmも引き下げたこのクルマ。SUVテイストだった元祖XVと比べれば、最低地上高はナント70mmも低いのだから、その低重心ぶりが一見しただけでも伝わる。さらに専用のサイドシルスポイラーやフロントフェンダーアーチ、幅広で大径なタイヤサイズ・215/50R17(ガソリン車は205/50R17)を装着しているのだから、なかなかスポーツしている。ただ、45か40偏平にすれば、全高がガソリン車に対して25mmも高くならずにすんだような気も……。けれども、走ってみれば爽快なハンドリングがあるから納得。タウンスピードでも飛ばした時でも、操舵に対して応答遅れがなく、狙いどおりにクルマ全体が反応してくれるところがイイ。さらにはリアにバッテリーが搭載されていることで、ドッシリとした乗り味があるところも特徴的。重厚で上質な感覚はハイブリッドならではの世界と言っていいだろう。開発者曰く「一般的な人が乗ってもアレルギー反応が出ない程度に引き締めました」とのこと。スポーツと名が付けばもう少しヤンチャでもよかったような気もするが、ハイブリッドですもんね。その考え方はパワーユニットの特性も同様。ハイブリッドの制御を、より積極的にバッテリーを使う方向でセットアップ。リニアトロニックのフリクション低減やトルクコンバーターの流体特性を変更したことが効いていて、アクセルがまさにリニアに反応するのだ。アクセルを深く踏んでもエンジン回転はむやみに跳ね上がらず、CVTのいやらしさもない。グッと回転を殺しながら、トルクを乗せて加速する感覚がなかなかだ。ただ、スポーツハイブリッドを名乗るならボタンひとつでモーターがフルパワーになるとか、何かお楽しみがほしかったような気もする。スバルの言いぶんは、インプレッサスポーツのハイブリッドであり、スポーツハイブリッドではありませんとのことだからしかたない。

使い勝手と乗り心地が大切な妻・まるも亜希子の言いぶん

HV専用の先進性を感じるインテリア:本革ステアリングやシフトブーツ、シートなどにブルーステッチ(2.0i-S)が入り、ピアノブラック調加飾パネルで先進性と上質さを演出。メーターはHV専用の常時発光式ブルー照明。エネルギーフローモニターはダッシュボード中央のマルチファンクションディスプレイに表示

HV専用の先進性を感じるインテリア:本革ステアリングやシフトブーツ、シートなどにブルーステッチ(2.0i-S)が入り、ピアノブラック調加飾パネルで先進性と上質さを演出。メーターはHV専用の常時発光式ブルー照明。エネルギーフローモニターはダッシュボード中央のマルチファンクションディスプレイに表示

■使い勝手と乗り心地が大切な妻・まるも亜希子の言いぶんいやあ、夫婦で登場しちゃって恥ずかしい~。でも主人には負けないわよ。ハイブリッドカーというだけでは珍しくもなんともないこのご時世。私が求めるのは燃費のよさだけでなく、室内の静かさや乗り心地、シートの快適性やトランクを含めた収納力などなど、けっこう多いもの。インプレッサスポーツはもともと、そうした点での印象はよいモデルだけど、バッテリーを積んでみてどうなのかしら? まずは助手席でチェックしてみる。大きな座面で適度にサイドサポートのあるシートは、カッチリしすぎず心地いい。走り出すととても伸びやかな加速フィールなのが、こちらにも伝わってくる。この日は強風だったためちょっと風切り音が大きめだけど、室内の静かさもいい感じだ。後席に移ると、カーブなどを曲がる時に身体がまったく揺さぶられないことに感動。イヤな振動もほとんどなく、これなら酔いやすい子供などにも安心かもしれない。そしてトランクを開けてみると、フラットで奥行きがシッカリあるスペースで、ベビーカーも余裕で入りそう。フロアが高いと、重たい荷物を積む時に「ちょっと~」と主人を呼ぶハメになるけど、そこも大丈夫。ただ、床下収納がほとんどないから、隠したい荷物やファブリーズなど細かな常備品を置く場所がないのが残念かな。とはいえシートアレンジも簡単にフラットにできるし、乗り心地はいいし、長距離旅行が多い私たち夫婦にも現実的です!

夫婦で結論、出ました!

■夫婦で結論、出ました!ほどよく引き締められたフットワーク系とリニアさが際立つけれど嫌みのない出力特性がなかなかバランスしていたこのクルマ。使い勝手も乗り心地もバランスよいという妻の評価もあってこれはトータルバランスが高いかも、っていうのが結論。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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