新車試乗レポート
更新日:2018.11.18 / 掲載日:2016.11.18
日産 セレナ 試乗レポート(2016年11月)
日産 セレナ 試乗レポート
試乗
[フルモデルチェンジ]
発表:2016年8月24日
日産・お客様相談室
TEL:0120-315-232
文と写真●編集部
運転支援技術で話題の新型セレナはミニバンとしての基本もハイレベル
高速道路での渋滞や巡行走行にて、ドライバーに代わってステアリングやペダルを自動で制御する「プロパイロット」が話題の新型セレナ。家族でのロングドライブでは、ときに渋滞にハマるのがわかっていても突き進まなければならないケースもあるわけで、ドライバーの負担軽減が期待できる新型セレナの運転支援技術に注目が集まっている。
しかし、新型セレナの魅力は「プロパイロット」だけではない。まず車内に入ってすぐに感じたのが室内の広さ。先代モデルに対して180mm拡大された室内長がたしかに効いている。さらに、Aピラーやダッシュボードの造形を工夫したとのとおり、運転席からの見晴しもよく死角が少ないため、狭い道や交差点でのストレスも軽減されるはずだ。2列目はシートベルトがシート組み込み式となったことで、シートアレンジの幅が広がったほか、3列目からの視界も改善。このように3列どこでも快適な空間となるよう、細やかな配慮が重ねられている。
試乗したのは人気グレードのハイウェイスターG。街中では軽快感のあるハンドリングと静粛性の高さが印象的。エンジンは特段パワフルでもない代わりに、多くのシチュエーションで不満を感じさせない実直な働きぶりを見せてくれた。段差のいなし方も上手で、軽快さとしっかり感のバランスは良好。シートの出来のよさも好印象を後押しする。
とにかく、説明しきれないほどの機能や工夫が満載の新型セレナは、開発陣の「いいクルマを作りたい」という意識が伝わってくる力作だ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
2列目シートは、シートベルトを内蔵化したことで、ロングスライドやチャイルドシートを取り付けたままでの3列目へのアクセスを実現した。
直噴技術やスマートシンプルハイブリッドの採用によって、燃費性能はJC08モードで最高17.2km/Lとクラストップレベルを誇る。
■インテリア/エクステリア写真[2]
3列目をはね上げることで広大なラゲッジルームを作り出すことができる。2列目をずらすカーゴモードでは、子供用自転車も搭載可能。
バックドアの上部のみ開閉できる「デュアルバックドア」は、後ろが狭い駐車場などで便利。さらに、スライドドアには、車体の下側に足先を入れることで開閉する「ハンズフリードア」機能が備えられた。
日産 セレナ ハイウェイスターG(CVT)
全長×全幅×全高 | 4770×1740×1865mm |
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ホイールベース | 2860mm |
トレッド前/後 | 1480/1485mm |
車両重量 | 1770kg |
エンジン | 直4DOHC+モーター |
総排気量 | 1997cc |
エンジン最高出力 | 150ps/6000rpm |
エンジン最大トルク | 20.4kg m/4400rpm |
モーター最高出力 | 2.6ps |
モーター最大トルク | 4.9kg m |
JC08モード燃費 | 16.6km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 195/60R16 |
価格
セレナ | 243万5400円~385万200円(全グレード) |
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