クルマのお役立ち情報[2017.03.17 UP]

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12代目 日産 スカイライン 12代目 日産 スカイライン

初代誕生はなんと1957年。今回注目するのは、半世紀以上の歴史を持つ日産スカイラインだ。その魅力を検証していこう。

12th(2006年〜2013年)

日産 スカイライン 中古車参考価格帯:80万円〜220万円(06年〜13年 ※セダンのみ)

主要諸元
2010年式 日産 スカイライン 370GT タイプSP(7速AT)
全長×全幅×全高:4780×1770×1450mm
ホイールベース:2850mm
トレッド前/後:1520/1520mm
車両重量:1640kg
総排気量:3696cc
エンジン:V6DOHC
最高出力:330ps/7000rpm
最大トルク:36.8kgm/5200rpm
10・15モード燃費:9.7km/L
サスペンション前後:ダブルウィッシュボーン
ブレーキ前後:Vディスク
タイヤ前・後:225/50R18・245/45R18

走りも仕立てもよくなりプレミアムカーの仲間入り

スカイラインは長らく硬派でスポーティな小型セダンとクーペだったが、今回取り上げた「V36型」と呼ばれる12代目のひとつ前の世代、11代目の「V35」型からキャラクターは大きく変わった。
その理由はアメリカ進出である。それまで基本的には国内専用車だったが、北米で高級ブランドであるインフィニティの「G35」として販売されることになり、新たなる道を歩み出したのだ。それがクルマづくりにも大きく影響している。
最大の変化は、車体サイズと内外装の仕立てである。車体はアメリカで好まれるように車幅が大きくなり、仕立ては内外装ともより上質に。優雅なスポーティセダンに生まれ変わった。
続く12代目はその正常進化である。デザインはより洗練され、インテリアの質感は大幅に向上。しかし、ここで注目したいのは走りの性能である。10代目で極めたステアリングフィールの鋭さはないが、しなやかに動くサスペンションが懐の広い操縦性を実現。ドライバーが気持ちよさを昂らせる、感性に訴えてくる運転感覚の心地よさは走りに定評のあるドイツ車とも互角かそれ以上だ。
大人になったけれど走りの愉しさは忘れない。そんなセダンだ。

INTERIOR インテリア

INTERIOR インテリア
プレミアムブランドに相応しい上質感

北米においてレクサスやメルセデス・ベンツと並ぶ高級ブランドの「インフィニティ」として販売されるだけに、徹底して上質感を高めたインテリアは12代目の自慢でありユーザーにとっても大きな魅力。たとえばインパネは表面素材の仕立てや組み付けの緻密さなどフィニッシングが見事だ。

INTERIOR インテリア 大人4人が快適に過ごせる居住スペースに9インチのゴルフバッグが4個積める広さのトランクを組み合わせる。「タイプP」には肌触りのいいレザーシートをコーディネート。

MECHANISM メカニズム

上質な走りを求めた贅沢なパワートレイン

加速やコーナリングなど「動的な質感」にも徹底的にこだわっている。エンジンは振動が少なく回転フィーリングも音も心地よいV6だけを搭載。足まわりには世界初となる4輪アクティブステア搭載車(前後タイヤの切れ角を制御する)も設定した。

MECHANISM メカニズム

MECHANISM メカニズム スカイラインに搭載されるVQエンジン、とくに3.7Lのモデルは極上の回転フィーリングが自慢。中回転域の脈を打つ感覚(ビート感)が心地いい。

V36から新採用されたシンクロレブコントロールとは?

V36から新採用されたシンクロレブコントロールとは?

シフトダウン時のショックを最小限にするため、変速時に一瞬エンジン回転数を高めてギヤとエンジン回転数を同期する仕組み。MTのヒール&トゥのようなスムーズなシフトダウンを実現。

HISTORY ヒストリー

2006年11月
セダンをフルモデルチェンジ

11代目の正常進化としてデビュー。エンジンは2.5Lと3.5Lをラインアップするがいずれも上質感にこだわりV6を積む。プラットフォームはエンジン搭載位置が低くなった新世代版を採用。

セダンをフルモデルチェンジ

2007年10月
クーペをフルモデルチェンジ

ひときわワイド&ローの優雅なデザインを身にまとったクーペ。フェアレディZと違い後席も備える。基本メカニズムはセダンと同じだが、排気量を3.7Lとした新世代エンジンを組み合わせた。

クーペをフルモデルチェンジ

2008年12月
一部改良(セダンに3.7Lエンジン搭載)

2009年07月
クロスオーバーを発売

プラットフォームをはじめスカイラインのメカニズムを使って作られた、SUV仕立ての派生モデル。ヘッドライトまわりやインテリアのデザインもスカイラインセダンやクーペと共通の雰囲気。

クロスオーバーを発売

2010年1月
マイナーチェンジ

フロントバンパーなどエクステリアデザインを変更。また2.5Lエンジンを積む「250GT」系のFR車にも新たに7速AT(3.7Lモデルは従来から採用)が搭載されて走りが進化した。

マイナーチェンジ

2012年10月
クロスオーバーを一部改良

MARKET DATA マーケットデータ

100万円前後の予算でねらえるスポーツセダン
現行型は高値安定が続いているが、先代ならば手頃な予算でねらえるのが魅力。排気量は、2.5L、3.5L、3.7Lが存在するが、市場に流通する大半が2.5Lモデル。それ以上の排気量は物件が極端に少なく、相場も高めなので注意。また、全体的に過走行車が目立つようになったので、ほしいひとは早めに決断したい。

グレード×年式別相場(12代目)

2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
250GT 81万円 96万円 103万円 117万円 147万円 156万円 175万円 196万円
250GT FOUR 99万円 100万円 134万円 - 143万円 176万円 188万円 -
350GT 81万円 87万円 84万円 - - - - -
370GT - - 157万円 143万円 157万円 182万円 157万円 239万円

走行距離×年式別相場(12代目)

2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
3万km未満 91万円 115万円 130万円 151万円 166万円 171万円 208万円 203万円
3万km〜5万km 98万円 103万円 111万円 135万円 153万円 162万円 177万円 202万円
5万km以上 74万円 84万円 90万円 101万円 136万円 138万円 152万円 160万円

年式

年式
デビュー翌年の2007年式がもっとも多く、全体のおよそ3割。またマイナーチェンジが行われた2010年式も豊富。ただし高年式は少ない。

走行距離

走行距離
デビューから10年以上が経過し、低走行車両がかなり少なくなっている。3万km未満が2割以下。半数近くが5万km以上という状況だ。

グレード

グレード
高性能な3.5Lや3.7L車に目が行きがちだが、大半は2.5L車で占められる。2.5Lでも十分な性能なので不満はないはず。4WDも少なめだ。

※すべての価格は参考価格です
※中古車参考価格はすべてグーネット2017年2月調べ。

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