新車試乗レポート
更新日:2020.04.06 / 掲載日:2010.11.12
ホンダ フィット 新車紹介
ホンダ フィット 新車紹介
紹介
【マイナーチェンジ】
発表・発売/2010年10月8日
本田技研工業 0120-112010
文:諸星陽一 写真:森山良雄
■ホンダのベストセラーコンパクトに待望のハイブリッドが登場
フィットは平成13年に当時のロゴの後継モデルとして初代が登場。現行モデルは平成19年に登場した2代目にあたる。今回発表されたのは、この2代目のマイナーチェンジ版。もっとも大きなトピックは、ハイブリッドモデルが追加されたことにある。
■ドライビング/ユーティリティ
今回のマイナーチェンジにより、フィットのラインアップはベーシックタイプ、スポーティなRS、ハイブリッドの3本立てとなった。
1.3Lエンジンを積むGとLは、ピストンのコーティングパターン変更やCVTの暖機時間短縮などにより燃費を向上。10・15モードで最高24.5km/Lを実現。1.5Xはより高級感を向上するため、CVTの制御変更や防音処理の強化などが行われた。
一方RSは、従来5速だったMTを6速に変更。CVTもアクセルの踏み込み量に対するスロットル開度を大きくするなど、よりスポーティな走りを実現している。またサスペンションも強化されたほか、パワステ特性も変更。走りに振ったキャラクターを、より尖鋭なものにした。
注目のハイブリッドは、88馬力の1.3Lエンジンに14馬力のモーターの組み合わせ。駆動用のバッテリーはラゲッジルームのフロア下に収納される。注目の燃費性能は、モーターのみでの走行領域の拡大やアイドリングストップの頻度アップなど、街乗りに適したセッティングにより、10・15モード計測で30.0km/Lを実現している。
■インテリア/エクステリア写真[1]
クローム加飾が多数採用されているハイブリッドのインパネ。ナビもハイブリッド専用タイプとなっている。
フロントシートに変更はなく、助手席はフルリクライニングが可能。燃料タンクはこのシート部分のフロア下に収められる。
エコドライブになるほど、照明色がグリーンに変化していくアンビエントメーターを装備。コーチング機能も付く。
■インテリア/エクステリア写真[2]
非常に薄いモーターを採用するホンダのハイブリッドシステム。低コストで、30.0km/Lの燃費を実現する。
定員乗車時で341Lの荷室容量を確保しているハイブリッド。床下収納も3L分と、わずかながらも容量を確保している。
よりスポーティに変身したRSには、初代シビックRSに採用されていた専用色のサンセットオレンジをボディカラーに用意。
フィット ハイブリッド・ナビプレミアムセレクション(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 3900×1695×1525mm |
---|---|
ホイールベース | 2500mm |
トレッド前/後 | 1490/1475mm |
車両重量 | 1150kg |
エンジン | 直4SOHC+モーター |
総排気量 | 1339cc |
最高出力 | 88ps/5800rpm |
最大トルク | 12.3kg m/4500rpm |
モーター最高出力 | 14ps/1500rpm |
モーター最大トルク | 8.0kg m/1000rpm |
システム最高出力 | 98ps/5800rpm |
システム最大トルク | 17.0kg m/1000~1500rpm |
10・15モード燃費 | 30.0km/L |
サスペンション前/後 | ストラット/トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/L&Tドラム |
タイヤ前後 | 175/65R15 |
バリエーション&価格
13G | 123万円(140万5600円) |
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13Gスマートセレクション | 135万円(152万5600円) |
13L | 149万円(166万5600円) |
15X | 149万8000円(167万3600円) |
RS | 169万8000円 |
ハイブリッド | 159万円 |
ハイブリッド スマートセレクション | 172万円 |
ハイブリッド ナビプレミアムセレクション | 210万円 |