1989年に販売が開始された日産の「180SX」は、スポーツ感覚を楽しめる3ドアのコンパクトクーペです。このクルマは、5代目「シルビア」の北米向けモデル「240SX」を基に、日本向けに仕立て直した自動車です。「for FR Pilot」をキャッチコピーに、「クルマに対する強いこだわりを持ち、クルマを走らせることが好きで、しかも自分のセンスをアピールしたい」ユーザー向けに開発されました。また、リトラクタブルヘッドライトや大型バンパー、大きめのハッチバックドアを装備することで、低いCD値(空気抵抗係数)を達成したエアロダイナミックデザインとなっています。この車両の1997年10月発売モデルには、「タイプG」や、サイドシルプロテクターを装備した「タイプS」などのグレードがラインナップされています。このモデルは、ステアリング・シフトノブ・パーキングブレーキが全てのクルマで抗菌仕様になった他、メーカーオプションで、後席サイドとリアにプライバシーガラスが用意されています。なお、ボディカラーについては追加された「イエロー」の他「ホワイト」や「スーパーブラック」などから車体色を選ぶことが可能となっています。なお、このクルマは、1998年にシルビアに統合される形で、生産が終了しました。※記載の文章は、2018年10月時点の情報です。