いすゞ「ビッグホーン」は、1981年から販売が開始された日本におけるSUVの先駆車です。この車両の初代モデルは、当初「ロデオ ビッグホーン」という車名で発売されており、前輪独立懸架サスペンションを採用したことで4WD車として優れた走破性を実現した他、オンロードにおいての快適性も両立していました。なお、1984年に「ビッグホーン」に車名が変更され、1987年にはドイツのイルムシャー社と共同開発したサスペンションや、欧州の高品位ブランドが採用されたスポーティ仕様の「イルムシャー」や、内外装が充実された「エクスポート」などのグレードがラインナップに追加されました。また、このクルマは、1992年には日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞を受賞しています。2001年7月発売のモデルでは、木目調パワーウィンドウベゼルなどを装備した最上級グレード「ロータスSE」、オーバーフェンダーが採用されているスポーティな仕様の通常グレード「プレジールII」、実用面での装備を十分に備えつつ価格を抑えたグレード「フィールドスター」の3グレードのガソリン仕様とディーゼル仕様が用意されています。なお、ガソリン車仕様では、オートクルーズを標準採用し、オンロードでの利便性が向上しています。このモデルの安全装備としては、ABS、デュアルエアバッグ、ロードリミッター付きシートベルトを全車で標準装備しています。※記載の文章は、2019年1月時点の情報です。