ジムニー JB23W 　エンジン力がない　Ｋ6Ａオーバーホール　ＡＴＦ交換　トルコン太郎 長野県千曲市　長野市　上田市｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンジンの力がなく、80ｷﾛくらいまでしかスピードが出なくなったジムニーの修理依頼をいただきました。走行距離は多めですがリフトアップ、オールペン等カスタムされたジムニーですのでまだまだお乗りになるのでしっかり直します。
コンピューターの異常コードはなく、基本的な点検をしていくと、2番シリンダーの圧縮が抜けていました。

エンジンを分解していきます。
オーナー様がオイル交換はこまめにしているためびっくりするくらいキレイです。

シリンダーヘッドを外しました。
見た目ではＫ６Ａ定番のバルブの減りはなさそうです。
しかし、灯油をためて下からエアーを送るとブクブクと空気が漏れてきました。

バルブフェースはひどい状態ですので、新品に交換します。

ヘッド側の当たり面もすり合わせをして当たりをつけていきます。

ヘッドの洗浄とバルブのすり合わせが済んだので組みつけていきます。

次はピストン、ブロック廻りです。
カーボンがびっしりでオイルリング、セカンドリングは固着していました。
洗浄剤に付け込んで汚れを落としていきます。
細かいところは落ちないので手作業で落としていきます。

見違えるほどきれいになりました。

オイルポンプも異常はありませんが、せっかくなので分解してリリーフバルブを交換しました。

組み付けが終わったらバルブクリアランスを調整します。
これが結構大変です。

エンジンが無事に組み終わったら、次はオートマオイル交換です。
オートマオイルは一度も交換していないと思われます。
まずは、オイルパンを外します。

オイルパンに溜まったオイルは真っ黒、マグネットも鉄粉びっしりです。

汚れを洗浄してオイルストレーナを交換します。

組み付けたらトルコン太郎で圧送交換していきます。

最初に抜いたオイルと現在洗浄中のオイル。
まだ真っ黒のままです。
本来のオイルは左の赤色ですが、

洗浄を繰り返していき、ようやく赤い色になりました。
過走行車でもミッションに異常が出ていたりしなければオートマオイルの交換が可能です。

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