マツダ　デミオ　13Ｃ－Ｖのエンジン異音修理　（ＤＢＡ－ＤＥ3ＦＳ）｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンジンから変な音がすると、お客様がご来店されました。同時にエンジンオイル、オイルフィルター交換もご依頼がありました。
お車は、平成22年式のマツダ　デミオ　13Ｃ－Ｖ（ＤＢＡ－ＤＥ3ＦＳ）になります。
走行は　117000キロとなります。
当店のリピーター様となりますので、以前の一般整備や車検の履歴を確認しながら、早速異音の確認に入ります。

ＺＪエンジンとなります。
先代のＤＹ系から今回のＤＥ系のデミオの主力エンジンとなります。
なかなかコンパクトで小気味いいエンジンとなります。
このＤＥ系から、車両重量がシェイプアップされ、さらに走りが軽くフィーリングが良くなりました。
エンジンをかけてもすぐには異音の確認は出来ませんでした。
先にエンジンオイル交換、オイルフィルター交換を実施します。
完了後、オイル量を点検するのにエンジンを始動すると、ガラガラガラーっと異音が出始めました。
かなり大きな音でした。

ウォーターポンプのベアリングからの音かなと思いベルトを外し点検してみると、オルタネーター（発電機）のベアリングからの異音のようでした。
手回しで確認すると、ゴリゴリ感があり、プーリーのベアリングが悪くなっていました。
オルタネーターを交換修理になるわけですが、新品は高額となるため、リビルト品（再生品）の交換となりました。
リビルト品は、専門業者さんが悪くなった部品を分解をして、異常個所の修復を実施して、新品同等の性能にして提供してくれる部品となります。保証も付いています。
お値段もリーズナブルになります。
オルタネーター以外にも、エンジン本体、トランスミッション本体、エンジンスターター、コンピューターなどの部品も車種によりリビルト品はありますので、もし愛車にこのような個所の不具合が出れば、リビルト品の使用をおすすめします。

早速交換なのですが、交換スペースが狭いため、Ｆ/バンパー、右/ヘッドライトの取外しは必要になります。

ここの回転部のプーリー部分のベアリングが悪くなって、異音（ガラガラガラー）が出ていました。

取り外したオルタネーターです。（左側）
これから右のオルタネーター（リビルト品）に交換なのですが、走行も10キロを超過していますので、ウォーターポンプやＶベルト、オートテンショナー、アイドラーベアリングの消耗品も一式交換させていただきました。
ウォーターポンプはオルタネーターを取り外さないと交換出来ないため、いいタイミングとなりました。
あとから不具合でウォーターポンプを交換すると、無駄な工賃がかかってしまいます。
こういった回転部分がある部品は、10万キロが一つの交換目安と考えております。
ちなみにこのエンジンは、タイミングベルト交換不要のタイミングチェーン式となります。
安心です。

この写真のように消耗品を一式交換させていただきました。
取り付け完了後、ラジエーターのエア抜き作業を実施して完了しました。
試乗後、異音はなくなり調子も良くなりました。
このＤＥのデミオ、末永くお乗りしていただければ幸いです。
Ｙ様、この度も当店修理入庫誠にありがとうございました。