アルトラパン　HE22S　エンジン関連修理・整備　お車のことならAJ安達太陽自動車にお任せ！｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回の作業内容はスズキ「アルトラパン」のサーモスタット交換です。
お客様より、エンジン始動後、しばらく（10分程度）しても緑色の水温警告灯が点灯しっぱなしになり、普通より水温警告灯が消えるのが遅い模様。
ちなみに水温警告灯が付いている間は、水温が低いため、ヒーターが効きません。
水温警告灯が消えるのは５５℃のようです。

現車確認及び調査。
エンジン始動後、しばらくアイドリング。水温が上がっていないのが原因だと思われるが電動ファンが一斉回っていない。水温の上昇が少し遅くオーバークールぎみなだけでウォーターポンプの故障でも無さそう。クーラントの漏れも無い。電動ファンは診断機（OBD2）を繋ぎ、作動確認済。
ラジエーターのアッパーホース、ロアホースを触るもそこまで熱くなっていない。ヒーターコアのホースも同様。考えられる原因としてサーモスタットの弁が開きっぱなしになっており、水温が上がらなくなっている可能性が高い。ということでサーモスタットを交換していきます。

↑
エアクリーナボックスとウォーターポンプの配管及びホースを取り外し、サーモスタットユニットごと取り外します。

取り外したサーモスタットです。↑ ↓
パッと見では弁が開きっぱなしになっているかはわかりませんね。

新品のサーモスタットユニットを取り付けます。
併せて取り外したパーツも取り付けます。

取り付け後の動作確認です。サーモスタットや配管を取り外したため、クーラントを補充し、エア抜きを行いました。クーラント漏れチェックもOK。交換後の動作確認したところ、アイドリング後にしばらくしたら水温警告灯も消え、ヒーターも効くようになりました。今回の作業はこれにて完了。

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