運転席パワーウインドの「オートアップ」と「タイマ機能」が効かない。モーターパルス異常時の動作制限（フェイルセーフ）でした。ニッサン：エクストレイル

電装系修理
日産エクストレイル

2024年06月20日 16:41運転席パワーウインドの「オートアップ」と「タイマ機能」が効かない。モーターパルス異常時の動作制限（フェイルセーフ）でした。ニッサン：エクストレイル

「慣れると不便なもんですね」とS様から修理依頼。お車はニッサン：エクストレイル。運転席ドアガラス：パワーウインドウで、ガラスを上げる時の、オートアップが効かなくなってます。
バッテリーB電源の遮断で、ガラス位置の記憶が飛んでも起こります。一度設定を行っても症状は変わらずで、ＩＧ・ＯＦＦ後のタイマ機能も効かない状態でした。
一連の状況はこちら↓↓

オートアップの挟み込み防止機能は、ECU側で、ドアガラスがどの位置？の、記憶が重要です。
ガラスが上いっぱいまで上がってるのか、途中での負荷（なにか挟んでる）なのか、の判断は、モーターからのパルス信号頼りになるんです。
一旦、整備マニュアルにて確認。すると、その文言が。
オートアップ、挟み込み機能、タイマ機能、の作動制限（動かない様）です。
危険だから、上げのオートを効かなくする制御にプログラムしてるんですね。
これはパルス機能故障時の、フェールセーフ（制限）でした。（フェイルセーフは、メーカーや車種で、異なる場合があります）
運転席のオートアップが動かない場合、スイッチの故障？と思いがちですが、パワーウインドウモーター側に不具合が有る場合の方が多い気がします。
修理は、
中古部品（リサイクル）部品で対応。モーター＆レギュレーターです。
部品が届いた所で早速。