ダウンサス（SPOON製）取付。ホンダシビック：FK7｜車検・点検・修理のグーネットピット

「ガマンできなくて～」とＩ様よりご依頼です。お車はホンダ：シビックＦＫ７。ご用命事項は、ダウンサスの取付になります。
取付作業は１ケ月とチョット前の１月末。例年より雪が少ないとはいえ冬真っ最中でした。ご相談頂いた際、「取付は春ですか？」とお伺いした所、Ｉ様より「来年もこのまま走る訳だし～全然オッケー」と言って頂き、自分も「ですよね～なるほど！」と納得です。
それと、車高が下がった時のフロント・リップスポ（社外品）が、雪塊で破損が心配・・には、「自分で付けたので、ヤバそうな時は自分でやるので～！」といった、やり取りがありました。
持ち込んで頂いたダウンサスはＳＰＯＯＮ製。取付説明に、バンプストップラバーの切除指示など、シッカリと明記してありました。（サズガですね）
ダウンサス取付に伴い、フロントのトー調整（サイドスリップ）と、ヘッドライトの光軸調整まで。
４輪アライメントは見送りです。（当店は協力工場に外注となります）
なので、後輪のサイドスリップ値を、入庫時とローダウン後で比較し、大きな弊害が出ないかの結果予想を、ご連絡する事での、流れで。（必要時は後日入庫で）

早速、コイルスプリングの取替を行っていきます。
当店側で、事前に準備させて頂いたパーツは、ロックナット類の他に、フロントのストラットベアリングです。
ストラットベアリングは、現時点で悪くありません。が、走行距離で約４万㌔程、部品代が１ケ￥3720円（税別）の２ケ、不具合発生時には再度、フロント側を同程度の分解作業（料金も）が必要になるって事を考えての、お勧めで、ご了解頂いております。
まずはリヤ側

フロント側は、ストラットの下側が、ナックルに刺さる方式です。
ストラットに取り付く、スタビライザーリンクも取外し。ナットが腐食し固着してる場合は、切断などの手間が増えます。が、どちらも比較的スムーズに行きました。ここは毎回、部品代が必要になるか？、の鬼門なのです。

残りは、
フロントのサイドスリップ調整と、ヘッドライト調整で、作業完了となります。
入庫時に確認した、後輪側のサイドスリップ値の変化量は、
ご入庫時はイン３、ダウンサス取付後はイン５、になりました。
この事から、車高が下がった事で、キャンバーがセルフで若干付き（タイヤが寝る方向）ました。そうなると内股っぽくなってタイヤが内減りの方向になってきます。が、今回は、サイドスリップ値がよりイン方向になったので、キャンバーが若干付いても、タイヤの偏摩耗を防ぐ方向になってる感じ、であります。
厳密な、コンマ何秒を競う場合のスタビリティ的には、どう影響しているのかまでは判りませんが、タイヤには悪くない方向だと予想できる事と、もっとコウなの！を求める場合は、ご要望を頂いた上でのアライメント調整になります。をお伝えし、お引渡し。
ローダウンとなったビジュアルに、「イイね～、コレよコレ！」と。
程よい感じで、スタイリッシュさが増してると思います。
ご利用ありがとうございました。