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こんにちは！
今回はBMW MINI CLUBMANの修理の様子をご案内します！
R系MINIの定番修理になりますので、R系MINIにお乗りの方は要チェックですね
さっそく見ていきましょう！

走行すると段差でゴトゴトと異音が出ています
スタビライザーという、車のねじれを抑える部品を押さえつけておくブッシュ
スタビライザーホルダブッシュがへたってしまっています
へたってスタビライザーを抑えられないので、スタビライザが暴れてしまうことで異音が出るんですね

いかんせんR系となると10年選手
こうしたゴム系パーツが寿命を迎えています
結構ウィークポイントでもありますね
前後に装着されており、後側は先にお客様のご依頼により純正部品で交換いたしました
前側はサスペンションメンバーをずらさないと交換できません
昔のホンダ・オデッセイと同じですね！
ちょっと狭いですが地道に地道に・・・
前側は耐久性も考えて、社外ウレタン強化ブッシュにて交換
曲がるときのフィーリングも変わりますね！

ファンベルトがひび割れてきており、異音が出ています
MINIはエンジンルームが極端に狭いため、ファンベルトの交換でもちょっと手間がかかってしまいます
また、ファンベルトを外さなければ交換できない
・ウォーターポンププーリ
・フリクションホイール
・Fクランクシール
・ファンベルトテンショナ
・クランクプーリ
ウィークポイント部品もいくつかありますのでチェックは欠かさず行います！

その中でも特に定番が上記の部品のうちの３つです
今回も、定番ものが不良でしたのでご提案させていただいております
また、フリクションホイールは今回超～特別に
たまたま当社が一つだけ在庫していた正常作動品の中古フリクションホイールをオーバーホールしたものをご用意しました
新品より費用が抑えられます

そして最後に、とある修理でATFオイルパンを外します
真っ黒なエンジンオイルみたいな色のATFが出てきました！
ATFも新油にしますのでちょうどよかったです！

ATFを抜いたら、オイルストレーナとコントロールバルブボディを外します
そして、コントロールバルブボディからミッション外側に出ているカプラまでの配線を外します
外したカプラの中にはなんと・・・ATFが！
カプラ内がぎとぎとになってしまってますね
本来はオイルは入りませんよ

ですが、MINIは経年劣化により内部でオイル漏れし、毛細血管現象でカプラまでオイルが回るのです
更にオイルには、オートマで摩耗した鉄粉成分も含まれます
そのせいでもしショートが発生すると、オートマのコントロールバルブやミッションコンピュータが破壊される可能性が非常に高いです
壊れちゃうと・・・変速がままならなくなってまともに走れません
つまり超高額修理です
なので、気づいた段階で早めに対処するのが正解です

今回は配線キット、ATFの汚れをろ過するATFオイルストレーナ、オイルパン清掃、そして綺麗になるまでATFを入れ替えました

ATFが綺麗になったら湯量調整を行います

MINI CLUBMANには運転席横にもサンバイザが装着されています
全部プラスチックでできているのですが、経年劣化で付け根の部分が折れてしまい、サンバイザが落ちてきてしまうということでしたので交換しました

ドライブレコーダの取付を希望されていましたので、新品ドライブレコーダを手配、取付しました
もちろん、安心の国産メーカー品になります
万が一の時も安心ですね！

最後にAUTELで車両のデータを確認
オールグリーン
もちろん、試運転も行い異音の発生がないか、オートマの変速に異常がないか
オイル漏れがないかも確認しています
問題ないですね！
今回大きかったのは、やはりオートマが変速不良などの異常を起こす前に修理できたのがよかったのかな・・・と
コンピュータやコントロールバルブボディまで被害が及んでしまうと、とんでもない高額修理になってしまうところでしたので良かったです！
修理のご利用、ありがとうございました！