SUZUKI　スズキ　SOLIO　ソリオ　エアコン　冷えない　点検　エバポレータ　交換　修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

こんにちは！
今回は車検の際にエアコンの冷えが悪く、一度ガソリンスタンドでエアコンガスを補充してもらったので点検してほしいというご用命をいただいたお客様のエアコン修理の様子をご案内します
ガス漏れ点検を行った結果、エバポレータというエアコン修理でも交換の為に比較的手間がかかる場所からの漏れだったことがわかりました
ただし、今回は車検の費用自体が比較的安く収まったので、この際にと修理に踏み切りました！
ガス漏れを放置すると、エアコン装置を潤滑するオイルも一緒に流出してしまいます
最終的には潤滑不良により、エアコンの各装置にダメージを与えてしまい、高額修理となってしまいます
防ぐには初期段階で漏れ箇所を修理するのが一番確実なのです

元々の車内を・・・

分解します
本来エバポレータを交換するためには、エアコンユニットを取り外すためにダッシュボードを降ろす必要があるんですよね！それが手間がかかり、工賃が高くなる理由です
ですが、スズキの車は他メーカーに比べるとごっそりダッシュボードを動かすことができますし、それによりスペースを作ることができるので、完全にダッシュボードを脱着せずにずらすに留めることで作業時間を短縮できます
早くお客様のもとへお車を返してあげたいですからね！
もちろん、内装部品に傷がつかないよう慎重に！

室内だけでなく、若干ですがエンジンルームでも脱着作業があります

取り外したエアコンユニットです
このなかに漏れの原因となるエバポレータという装置がありますので、さらに分解を進めていきます

エアコンユニットを分解しました
この中にはヒーター作動のためにヒーターコアという冷却水循環装置も入っています
冷たい空気と温かい空気を混ぜることで設定温度に対応した風が吹き出し口から出てくる仕組みになっているんですね！

手前にあるのが今回交換するエバポレータになります
よくみると、淵の部分が黄緑色に塗れています
これが漏れ出たエアコンオイルです
これがすべて流出してしまうと、先に述べたようにエアコン装置の各部が潤滑不良により損傷してしまうわけです
交換します！

交換を終え、内装を組付けがてら、フロントガラス下部に取り付けられていたドライブレコーダもこのようにスッキリ配線を隠してガラス上部に設置しなおさせていただきました！
恐らく、お客様の方で取り付けされたのかもしれません
ドライブレコーダはフロントガラス上部、ガラス全高の20％以内の位置に取り付けないと、実は保安基準に違反してしまい、車検に通せなくなってしまうんですよね・・・
また、電源もシガーソケットではなく、車内の配線から分配して取り付けたのでシガーソケットにも空きができました！
このような作業も、プロにお任せ下されば綺麗に取り付けられますよ！
今回は内装ばらしのついでの特別サービスで（笑）
喜んでいただければなによりです！

室内配線カプラを脱着しているので、故障コードが入力されていないか、車の電装品が作動するかなどを点検します
エンジン冷却水が少し抜けたので、データを確認しながら冷却水のエア抜きを行います
最後に、エアコンガスとオイルを充填し、ガス漏れ検知器でガス漏れがないことを確認しました！
修理OKですね！

今年は暑さもあり、だいぶエアコン修理が多い年となりました
来年はあまり故障がなければいいんですが・・・
車検と修理のご利用ありがとうございました！
ぜひ快適にお乗りいただければと思います！