LEXUS GS 350 レクサス 走行中 足回り 異音 ハブユニット ハブベアリング 交換　点検　修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

こんにちは！
今回はレクサスGS350が走行中に異音が出るということでご入庫となりました
走ってみると、ゴー！という音が床下を伝って響いてくる感じです
早速みていきましょう

お車を試運転いたしますと
前方よりタイヤの回転に合わせて
ゴー！！っとすごい音がします
おやおや？？
リフトにてお車を上げてみて異音診断
右前のハブベアリングが寿命で異音が出ていますね…

そんなわけで、ハブベアリングを交換していきます
そもそもハブベアリングとは？？
タイヤ、ホイールの軸中心から車体の重さを受け止めているベアリングです
このベアリングが完全に破壊されてしまうと、タイヤホイールの軸がズレてしまうために直進性を保つことができなくなるばかりでなく、最悪はハブというホイール設置面ごと脱輪する恐れもあり大変危険です
異音が出てるけど走るからいっか！と気にしないでいるのはかなりリスクが伴うこともあります
変な音が出てる場合は速やかに整備工場に点検を依頼しましょう

そんなわけで、今回は異音が出ているハブベアリングを交換してまいります
今回は右前の車輪部のハブベアリングが不良でした
ブレーキ装置を一度外しまして交換に取り掛かります
おっと…錆びてますね…

そんなわけで外してさらに分解を進めてハブベアリングを外しました
といっても、錆で固着してるうえにナックルはアルミ合金製
ダメージを与えて変形させないように工夫して外していきます
さて、ハブベアリングが外れました！
正確には、こちらはベアリングだけでなく、ハブやホイールセンサーのエンコーダも含む複合的な役割をするユニットとなっており
ハブユニット、あるいはユニットハブなんて呼んだりします
一昔前であればベアリング部分だけでの交換が割と主流でした
現在はコストや作業性、また、燃費追求によるベアリングの設計技術の進化によりユニット化される傾向が高くなってきてます
構造が複雑になった分お値段もベアリング単体に比べると若干高くなる傾向もありますが、これが時代の流れなのでしょう
ただ、どんな時代であれ作業は丁寧に！
取り付け部の錆は取り除いて、スムーズに組み付けられるようにします
せっかくの新品部品
無理くり付ける理由はありません

ハブユニット脱着に伴いバックプレートというブレーキダストの飛散を抑える部品も外れますので
腐食防止に錆止めの塗装をサービスで！
腐食すると、ブレーキディスクと腐食部が擦れて異音が出ることもありますから
こういうちょっとした一手間があとから部品の延命という形になって生きてきます

同時にタイヤ交換もいたしました
TPMSというタイヤの空気圧監視システムが装備されてますので、空気圧を調整してリセットをしておきましょう
切り替え、リセットのやり方は年式によりパターンがありますが、今回は親切にボタン式！
長押しでリセット完了です

タイヤ交換後は試運転を行い、異音がないことも確認！
OKですね！
足回りにガタが出る前の修理でよかったです
修理のご利用、まことにありがとうございました！