PC56Tポーターキャブのエンジンオーバーホールです。｜車検・点検・修理のグーネットピット

一年以上前から、スペアエンジンの製作のご依頼を頂いておりました平成元年式のマツダのポーターキャブのエンジンです！
現在搭載しているエンジンの調子も良いので、合間をみながらオーバーホールを進めていました。

スペアエンジン清掃後に分解して、現状を把握していきます。
細かな部分は割愛させて頂きますが、メタルやシリンダー、ピストンの状態等を調べていきます。
水冷エンジンは保管状態によって置いてるだけでも腐食する事があるので、ジャケット部分のチェックもしっかりと行わなければなりません。
今回はヘッドの面研、シートカット。ブロック面研及び、2／100ほどの歪みが出ていましたので5／100までホーニング研磨を行い、メタルとスラストはモリブデンコーティングを行う事にしました！

30年以上前の車ですので、部品の欠品も多く、ガスケット類は製作します。

基本的に、三菱のエンジンと同じ型式です。搭載車輌が異なるからだと思いますが細かな部品が少し異なります。
例えばウォーターポンプ。一見同じにみえるのですが、ハウジングの高さ等が異なります。
三菱用は新品での供給がありましたので、分解して中身を確認すると、全く同じ部品が使用されていました。
マツダ用のハウジングを清掃して、取り出した三菱用の部品を組み込みます。

タイミングベルトも三菱用の新品が出ましたので、組み付けてからバルブクリアランスを調整して完了です！

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