RSターボ、サーモスタット交換です。｜車検・点検・修理のグーネットピット

ご近所様のスカイラインDR30のお客様より、水温計の件で御相談を頂きました。
暖気に時間がかかると言うことと、走っていると水温計が下がるとのご依頼です。
話を聞くだけで、サーモスタットの故障だということはスグに判断出来ましたので、入庫日を決めて、部品の発注を行っておきます。
いかんせん昭和の車なので、純正部品は生産廃止でしたが、社外品で対応させて頂きます。取り敢えずはリフトアップして、冷却水を抜いてから、アッパーホースの根元に付いているサーモハウジングを外します。

左側が故障しているサーモスタットです。
ぱっと見は判断し難いですが、約2ミリ程開いた状態です。
この隙間から冷却水がラジエターに流れてしまって、エンジンが設定温度に上がらない原因となります。
昔は、全開や全閉になる部品もありましたが、最近は少なくなりました。
全閉でオーバーヒートするよりはマシですが、冷えたエンジンもダメです。
各部のクリアランスが適正な隙間になりませんし、オイルの油温も上がらない為です。

アルミ製のサーモハウジングも両端のボルトで何年も固定されていると、若干変形してきますので、オイルストーンを使用して、当たり面の仕上げを行います。
当然ですが、エンジン側もキレイに仕上げて組み付けます。
後で水漏れや滲んだりだと、プロ失格ですね（笑）

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