BMW X3 F25 ドライブトレーン 走行注意　エンジン警告灯点灯　故障診断　故障修理　コンピューター診断　八千代市｜車検・点検・修理のグーネットピット

BMW X3　走行中（特に加速時）に時々ドライブトレーン異常のメッセージがメーター、iDrive画面に表示されるとのことでご相談を頂き入庫いたしました！

今回のケースではドライブトレーン メッセージが表示されても特にエンジン不調等は無いとのこと。
しかも時々しか表示されないとなると故障箇所の特定が難しくなってきます。


その場合、お客様への問診で得られる情報がカギとなる事が多いので念入りに問診を行わせて頂きました。


問診情報とあわせてコンピューター診断を行います。

エアマスや、吸入空気関係のフォルトが入力されておりました。



エンジンルームのインテークパイプ、吸気圧センサー等点検しましたが問題なし。

お客様からの問診で、数ヶ月前にエキゾーストフラップが壊れフラップからの異音がうるさかった為、他店でエキゾーストフラップが閉じないように機能を殺してもらったとのこと・・

エキゾーストフラップの制御方法を調べてみると、モーター制御ではなく、バキューム制御・・・

なんか引っかかる・・・・



他店で殺してもらったというエキゾーストフラップを生き返らせてエキゾーストフラップ機能点検を行ってみました。

数ヶ月前は閉じきらずカタカタとうるさかったと聞いておりましたが・・

閉じる信号を負圧ソレノイドに送っても、全く動かず、開いたまま。



負圧をON/OFFするソレノイドに問題はありませんでした。

エンジンから負圧ソレノイドまでのホースの気密性をバキュームゲージを使い点検します。

負圧を作ろうとしてもピクリとも針が動かず、正圧状態でした・・

ホースのどこかにに穴が空いている？

ホースを辿り念入りに点検を行っていると、ホースから樹脂パイプに切り替わっているところに破れを発見！！

結果
樹脂パイプ固定部２箇所に損傷があったので、簡易補修し再点検。

負圧の維持ができるようになりました！

エキゾーストフラップもしっかり動くように！（ロッドの動きに注目）

↓フラップオープン

↓フラップクローズ

結果、エキゾーストフラップは故障しておらず、
エキゾーストフラップ制御用のバキュームホースが破れ、エンジンからの負圧が保持できていなかったことがフラップ異音の原因でした。

症状が進行し、
バキューム圧やターボの加給圧が加速時に破れたホースから逃げてしまうことでエラーが入力されているようでした。


フォルトコードを消去し、作業完了！

部品が本国オーダーということもあり簡易補修で済ませてしまいましたが、原因の特定、２つの故障が解消し、ホッとしました。


この度は他県遠方からのご来店誠に有難うございました。。
今後とも小さな工場ですが、当店をよろしくお願いいたします！

他、オイル漏れ修理等の件でもご連絡いたします。

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