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2024年10月31日 15:23スバル BRZ エキゾーストマニホールド交換
ZN8/ZD8型 現行GR86/BRZがデビューしたのは2021年のこと。
ZD8は2020年11月に先立ってワールドプレミアが行われ、翌月に公開されたトラビス・パストラーナ(フリースタイルモトクロスや米国ラリー選手権等で活躍するモータースポーツ選手)のジムカーナムービーにも早速登場したことで話題になり、発売もGR86より三か月早い2021年7月29日に迎えました。
BRZとは『Boxer engine(水平対向エンジン)』の”B”、『Rear wheel drive(後輪駆動)』の”R”、『Zenith(頂点)』の”Z”と其々の頭文字から取られたネーミングで、つまり”究極の水平対向FRスポーツ”を意味します。先代のZN6/ZC6型の時点でそのシャシー性能の高さには定評があった86/BRZですが、この現行モデルでは排気量が先代比で400㏄アップしたFA24エンジンを搭載。先代で多くのユーザーから不満の声が上がっていたパワー不足に対応しました。その上で車重も先代とそう変わらない1200㎏台中盤に留められており、近年の乗用車としては非常に軽量に仕上がっています。
また足回りも相当煮詰められており、プロのドライブでフルノーマルでTC2000を1分8秒でラップしたとか、純正サイズのRE-71RSに履き替えるだけで1分4秒出たとか、下手にサスペンションを替えると却ってノーマルより遅くなるなんて話もあるほどです。
私もミニサーキット等で先代/現行の86/BRZを追いかけてその走りを後ろから眺めたりしたことがありますが、そのコーナリングのボトムスピードは目を見張るものがあります。
また、先代のネガである加速性能を補った現行モデルでは付いていくのも難しい速さになってしまいました(汗)。無論現行でも自然吸気のままなので驚異的な加速というわけではないのですが、先代でもボトムが落ちずストレートの伸びの悪さの割に差が詰まらなかったのが現行では立ち上がってからきちんと伸びていくトルクを手に入れて鬼に金棒といった感じです。
その速さはトータルバランスによって齎されるものである為カタログに数値として表れるスペックからは読み取ることができず、また直線だけ踏んだ印象で「遅い!!」と過小評価されがちな傾向にあるかと思います(この印象には電スロのダルな制御から来るものも含まれるかと思われます)。しかし、キチンと扱えるドライバーが乗ればその数値からは想像も付かない速さを発揮し、また豊富なアフターパーツにも恵まれた非常に優れた”走る為の道具”であると言えるでしょう。
さて、今回取り付けるのは天下のHKS製「SUPER MANIFOLD with CATALYZER GT-SPEC」。その名の通りメタルキャタライザー一体のエキゾーストマニホールドです。
水平対向の独特なエキマニ形状は、さながら映画『エイリアン』シリーズに登場する『フェイスハガー』のよう…
まずはエキマニにアクセスするためにアンダーカバーを外します。
こちらが純正のエキマニ。遮熱板に覆われていてなんだか野暮ったい感じです。
エキマニを外しにかかる前に、上側からO2センサーと排気温度センサーのカプラー/ハーネスを取り外しておきます。センサー自体の取り外しはマニを降ろしてからで大丈夫です。
ミッションジャッキでエキマニを支えながらエンジン側・触媒側のフランジのナットを外します。
触媒側のフランジにはスタッドが刺さっており、ナットを外しただけではすんなり下には抜けません。少し抉ってスタッドを逃がしてやりましょう。
外れた純正エキマニとHKSのエキマニの比較。遮熱板に覆われていない分だいぶスマートな印象です。
純正エキマニから排気温度センサーとO2センサーを取り外します。降りた状態なら使用工具も制限されないので楽々緩みます!!
HKSエキマニの触媒部に付属の遮熱板を取り付け、先程外した排気温度センサーとO2センサーも取り付けます。センサーの取り付けは排気温度センサーが上流側、O2センサーが下流側です。O2センサーには付属の延長ハーネスを噛ませるのを忘れずに。
遮熱板はO2センサーと干渉せず、且つ適合プレートが下向きになるよう取り付けましょう。
いよいよエキマニ取り付けです。ミッションジャッキで支えながら、各フランジにガスケットを入れ取説に記載された規定トルクでボルト/ナットを締め付けていきます。
締め付けが終わったらミッションジャッキを降ろし、遮熱板の保護フィルムを剥がし、排気温度センサー・O2センサーのカプラーを差し込みます。ハーネスはできるだけ熱源から遠ざけるよう引き回しタイラップで固定しましょう。
取り付け完了後の写真です。純正と比較して精悍なルックスになりましたが、普段はアンダーカバーで隠れてしまい見えないのが惜しいところ。
サウンドはファーストアイドルこそやや音量があるように感じますが、暖気が終わってしまえば想像以上に静かです!!
対象車両情報
初年度登録年月 | 令和5年 | メーカー・ブランド | スバル |
---|---|---|---|
車種 | BRZ | グレード | STIスポーツ |
型式 | 3BA-ZD8 |
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12年経過のエクストレイル、1年点検で初めて利用しました。1時間30分掛けて、しっかりと観て頂き、フロントタイヤの摩耗があるので、タイヤローテーションを進められ、お願いしました。安心出来るショップだと思います。
- 法定点検
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- エクストレイル
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- 評価
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- 4.4
修理の度、こちらにお願いしています。タペットカバーからのオイル漏れ、ラジエターオーバーヒート、一式交換、今回はベルト鳴きで、修理をお願いしました。連絡の際も仕事柄日中に電話での対応出来なく、メールでの対応もしっかりして頂きました。連絡から入庫までスムーズにできたので良かったです。古い車なのであちこち不具合でてしまい修理の度頼りになる車屋さんです。またお願いしたいと思います。
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- 2.6
カーナビ、ETC、ドラレコを取り付けて頂きました。作業時間は7時間程度でした。店員の方の対応は良かったですが、カーナビのフィルムアンテナの貼り付けが雑でした。左右は均等に貼られていないし、窓枠にも平行に貼られていませんでした。正直、貼り直して欲しいぐらい雑で納得いってないです。
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