デリカD：５　CVTミッション交換　他作業｜車検・点検・修理のグーネットピット

iTRADE株式会社　整備担当　齋藤です。
今回はお客様よりCVT警告灯点灯により三菱ディーラーにて点検した結果、
故障コード　P1740　ロックアップ/セレクト切替ソレノイド異常
の故障コードを記録、変速ショックがかなり気になるとのご依頼でお車を入庫していただきました。

三菱ディーラーの担当の方にもお話を聞き、デリカD：５ではよくある故障との事。
バルブボディを変えて症状が改善されるケースがあるそうですが、リスクを考慮してお客様にご説明し、CVTミッションassyをリビルト品で交換する形といたしました。

今回はその他にもラジエーターのタンクより亀裂が入りそうだった為、ラジエーターassyも同時交換、作業時にタイロッドエンドが左右ともガタがあった為、こちらも同時交換とさせていただきました。

幸いにもお客様が当社自社保証を加入しており、保証内で対応させていただきました。

↑修理書ではエンジンを降ろさなくてもミッション単体で降ろすことができるようでしたが、ラジエーターも交換することを考え、エンジンごと脱着させていただきました。

↑リビルトCVTミッション
できれば外したミッションを分解して点検したかったのですが、リビルト品なので外したミッションをリビルト会社に返却する為断念。

作業は問題なく進み、ラジエーター、タイロッドエンドもすべて交換し、無事すべて交換完了いたしました。

取付後、脱着時に抜いたパワーステアリングオイル、トランスファーオイル、クーラント、CVTフルード（三菱純正J-4+）を入れ、各エアー抜き作業を行い、CVTフルードは油温管理の為、クーラントのエアー抜き作業中に診断機でCVT油温を見ながら的確な量にてオイルを注入します。

CVT内はとてもシビアな為、取り扱いにはとても注意が必要な部品ですので、細かい作業もしっかりした知識と技術が必要です。
当社には今年導入のミッションオイル圧送交換機　通称「トルコン太郎」を使用。
細かいオイル量の交換、今ベースとなっている圧送交換が可能ですので、気になった方は是非ご連絡お待ちしております。


作業完了後はサイドスリップ調整、ハンドルセンターの調整、ラジエーター脱着時にヘッドライトユニットを外す為、ヘッドライト光軸調整を行い、
試験走行テストを行い、異常がないことを確認し作業完了です。

この度はご依頼ありがとうございました。



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