レクサス　ＵＸ　板金・外装補修　フロントバンパー交換・エーミング作業｜車検・点検・修理のグーネットピット

本日は、岐阜市にお住いのお客様よりＵＸのフロントバンパー取替の御依頼いただきました。

今回の整備内容は、レクサスUXにおいてフロントバンパーの損傷が見られたため、フロントバンパーの交換および交換に伴うセンサー類の再設定（エーミング）作業を実施いたしました。
事故や接触などでフロントバンパーが破損すると、外観の問題はもちろんのこと、内蔵されているセンサー類にも影響を及ぼすため、単純なパーツ交換だけでなく、正確なセンサーの調整が必要となります。
レクサスUXのフロントバンパー内部には、主にミリ波レーダーや前方監視カメラ、超音波センサーなど、運転支援システム（ADAS）に関わる各種センサーが組み込まれています。
これらは、衝突被害軽減ブレーキ（プリクラッシュセーフティ）や車間距離制御（レーダークルーズコントロール）、車線逸脱警報、パーキングサポートなどに連動しており、位置ズレや角度の狂いがあると正確に機能せず、走行中の安全性が大きく損なわれる恐れがあります。
作業の流れとしては、まず損傷したバンパーを丁寧に取り外し、内部の損傷やセンサーの状態を確認します。
幸い、今回のケースではレーダー本体やワイヤーハーネスに大きな損傷はなく、再使用が可能な状態でした。
そのため、フロントバンパーアッセンブリを新品に交換し、各センサーやカバー、固定部品を規定のトルクで確実に取り付けたうえで、センサーの再調整作業（エーミング）を行いました。
エーミング作業では、専用のターゲットパネルや診断機を使用し、レーダーやカメラの角度・高さ・前後位置などをメーカー規定値に合わせて微調整します。
ミリ波レーダーは特にわずかなズレでも誤作動を招くため、作業は慎重に行う必要があります。
また、カメラやセンサーのキャリブレーション（初期化）も診断機を通じて実施し、作業後には各システムの動作確認を試運転でチェックしました。
すべての作業を終えた後、ADAS関連の警告灯が点灯していないこと、ならびにレーダークルーズやプリクラッシュブレーキ等の動作確認を行い、正常な状態に戻っていることを確認しました。
これにより、元通りの安全性能が確保され、安心してお車をご利用いただける状態となっております。
近年の車両は安全支援機能の進化により、バンパーやガラスといった部品交換でも高度な電子制御と調整が必要となってきています。
見た目の修復だけでなく、各種センサーの再設定まで含めた整備が非常に重要です。
今回のようなケースでは、確実な作業と確認を経て初めて、本来の性能が発揮されます。
お客様の安全と快適なドライブのため、今後も適切な診断と高品質な修理に努めてまいります。　

今後も安全・快適にお乗りいただけるよう、丁寧な整備を心がけてまいります。
ご依頼、誠にありがとうございました

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