スイフト　ブーストアップ！｜車検・点検・修理のグーネットピット

今日の作業は、ターボキットを取付けさせて頂きました、スイフトです。
更にパワーアップを！とご相談をうけましたので、ブーストアップすることになりました。

当初、メインのインジェクターを交換して、ブーストアップに対応させていく考えでしたが、現在メーカーから適応できるインジェクターがありません。

それと４本分のインジェクター代金が加算されちゃいますので（＾＾；

そこで、昔ながらの手法で追加インジェクターを取り付けてブーストアップをおこなうことに計画を変更しました。

まずは、スロットル手前のパイプを取り外して、追加インジェクターを差し込むための穴あけ加工をおこないます。

ここに、インジェクターをセットするためのホルダーを取付けします。
アルミ溶接が必須となります。

燃料が噴射される角度なども考えて溶接をおこないます。

溶接をおこない、インジェクターをセットしました。
こんな感じです。

燃料ラインの繋ぎ部分には、アルミフィッティングを使います。
ホース抜けなどが起きないように、これで信頼性を高めます。

ブースト圧の調整にはＨＫＳ製のブーストコントローラー「ＥＶＣ Ⅵ」を使って制御をおこないます。

そして、ダイノパックにスイフトをセット

まずは、ブースト制御を一切おこなわないままで、ターボキットを取り付けただけの状態でパワーを測定してみます。

ブースト圧は０．３８ｋ　オーバーシュートが少しありましたが、０．４ｋほどでおさまっています。

測定の結果は、１４８馬力　（換算すると１７７．６馬力ほどです）


ここから、ＥＶＣでブースト圧をきっちり０．４ｋにセットしなおして、測定してみます。


オーバーシュートがなくなり、ブースト圧は０．４ｋで保持されていました。

赤色のラインがノーマルで、緑色のラインがＥＶＣでコントロールしたものです
立ち上がりで、赤色ラインのほうがパワーが若干出ているのは、オーバーシュートしたためです。

結果は１５２．１馬力（換算値　１８２．５馬力）
４馬力のアップ

では、ここから追加インジェクターＭＡＰをプラスし、ブースト圧を０．４５Ｋでおこなってみます。

測定結果、１７７馬力　（換算値　２１２．４馬力ほど）
ＲＸ７（ＦＣ３Ｓ）と同じくらいのパワー・・・

さらに、ダイノパックを回しながら、燃料メインＭＡＰと点火時期の変更
高回転時には、追加インジェクターＭＡＰの微妙な調整をおこなっていきます。

それでは、再度パワーチェックをおこなってみます。

ブースト圧０．６Ｋで１８２．３馬力（換算値　２１８馬力ほど）

更に、ブースト圧を０．０５高めて、０．６５で計測してみたのですが、クラッチが・・・
どうやら、純正クラッチの限界点がこのあたりのようです。

実走行での確認の為に、走行をしてみましたが、どの回転からでも十分なトルクとパワー！

ライトウェイトで２００馬力は十分です。

猫太郎さま、大変お待たせいたしました。

今回も、当社をご利用くださりありがとうございました。
今後とも、宜しくお願いします。m(_ _)m