スープラ　ミッション修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

JZA80スープラのミッションオーバーホールの依頼を受けました。

他ショップ様からのご依頼です。

ミッション単体で送られてきましたので、ミッションのみの分解となります。

主にサーキット走行に使われているようで、2速、３速、4速にシフトが入らないようになってしまったようです。
このミッションはゲトラグ製のミッションで、かなり丈夫なほうですが、この車両に搭載されているエンジンのパワーが７００馬力を越える仕様とのことです。
さっそく分解していきます。

通常８０スープラのクラッチは、プル式のクラッチを採用されているのですが、このスープラではトリプルプレートのクラッチを使っている為、プッシュ式に変更するパーツが装着されておりました。

ちなみに、このパーツは作動変更パーツといいます。

エクステンションハウジングを取り外して、後ろ側から分解していきます。

フロントハウジングケースを取外し、今度は前側から分解

ミッション内部が見えてきました
あとは、ケースから、ミッションを抜き取ります。

分解していくと、シフトフォーク部分を固定するロックピンが抜けかけていたり、ベアリングがスムーズに回らなかったりと色々と問題が

かなり酷使されていることが分かります

各ギヤー、スリーブ、ベアリング、シンクロ系をメインシャフト、カウンターシャフトから抜いていき、パーツひとつずつ点検をおこなっていきます。

ハブスリーブ、クラッチハブ、シフティングキー、スプリングなども消耗していました。
これらの部品交換で、シフトが入らなかったのが直ることを、お客様に報告して、部品発注となりました。が、、、
一部、メーカー生産終了のパーツもありましたので、アメリカ製のパーツを使うことになり
納期は約２週間ほど
パーツ入荷待ちとなりました。

もうパーツ生産終了となる年式になっているのですね。

パーツがあるうちは、直せますが、今後、入手困難など、色々と心配も増えていきそうです。

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