ＭＩＮＩ　ＯＮＥ｜車検・点検・修理のグーネットピット

ＢＭＷ　ＭＩＮＩが入庫されました。

エアコンのスイッチをＯＮにしても、冷房が効かないということで、他のお店さんでコンプレッサの疑いを言われ、コンプレッサもすでにお客様がご用意されており、当店で交換となりました。

一緒に、レシーバタンクも交換です。

Ｆバンパーを取り外しての作業となりますので、リフトアップをおこない、バンパーを取りはずしていきます。

コンプレッサーを取り外す前に、エアコンガスを抜き取ります。
フロンガスは、回収機をつかって専用ボンベにガスを回収します。

が、ガスが入っていない・・・？

とりあえず、コンプレッサーを取り外して、持ってきて頂いた新品のコンプレッサと商品が合っているかを見比べます。

レシーバータンクも確認をおこないます。

確認をおこない、違いが無ければ取付けをおこないます。


本体に、規定量のエアコンオイルを給油して組み付けます。

こちらがコンプレッサ交換後です。

レシーバータンク交換後です。

後程、各部からのガス漏れの確認をおこなうので、バンパー取り付けは確認を終えてからおこないます。

真空引き装置で、ガスを充填していきます。

計測器を見ながらガス充填中・・・

低圧、高圧ともに問題もありませんね。

コンプレッサもしっかりと作動しています。

温度計では、１０℃ほど

まだ冷えますね。
７℃まで下がりました。

この日の外気温は３０℃ほどですので、十分に冷えていることが分かります。

装置を取外し、ガス漏れの確認をおこないます。

助手席内のエバポレータ付近のガス漏れもチェックします

漏れはありませんでした。

他のパーツを元に戻して、エアコンの作業は終わりです。


ちょっとここで疑問が・・・
車両側にはガスがまったく無かったものの、どこからもガス漏れは確認出来ませんでした。

となると、他に原因があったのだろうか？

（あとから、お客様から聞いたお話では、ガスは他のお店で抜いたようでした。）

このまま納車をおこなって、エアコンが突然効かなくなるのはお客様に不快な気持ちを与えてしまう。

色々と他に何か原因があるのでは？と探ってみることにしました。

やっぱり！！

エアコンはスキャンツールでは診断することが出来ないのですが、一応繋いで見ることに

すると

スキャンツールを繋いで発見したのが、外気温が「－40℃」と表示！！
外気温センサーの不良？カプラーはしっかりと差し込まれています。

これが外気温度センサーです
センサーの抵抗値を測ってみると、0Ω
これじゃ、ダメですね。

さっそくお客様にこのことを伝えて、センサーを交換することになりました。

交換後、外気温は正常な値になりました。

－40℃と認識してしまうと、エアコンは作動しなくなります。




これで、エアコンも問題なく効いてくれるはずです。


この度は、ご来店頂きましてありがとうございました。
猛暑の夏から、これからは涼しくなる季節へとかわっていきますが、エアコンを使う機会がくれば活用できるはずです。

またのご来店を心よりお待ち申し上げます。