Ｉ様ＲＸ－８、最低限車検のつもりがいろいろ出てきます。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かり中の
Ｉ様ＲＸ－８ですが
フロント周りの
ブレーキフルメンテが完了したので
リア周りも見ていきます。

パッドのスリット部分に
ダストが詰まっているのは
当然なので、

エアブローして綺麗にしておきます。
角にバリが出ていたので、

必要最低限の内容で
バリ落としをしておきます。

リアキャリパーも
フロントと同様に
グリスが塗られ過ぎており、

グリスに付着する感じで
汚れが蓄積しちゃうんですね。

ピストンを出して
ブーツ・ピストン共に
可能な限り余計な汚れを除去して
綺麗にしておきます。

キャリパー本体も
エアブローして
ダストを飛ばしておきます。

パッドクリップにも
ダストがこびり付いているので、

綺麗にしてから
組み付けしておきます。
パッドの動きに直結する部分になります。

写真が悪かったですね、
グリスがカピカピになってます。

この状態のまま放置すると
スライドピンの固着につながり
スライドピンだけでなく
キャリパーサポートまで
一緒に交換する事になります。

もちろん固着しているって事は
ブレーキの性能を
まったく発揮できていないって事です。

キャリパーサポート内から
古いグリスを除去して
綺麗にしておきます。

ここを綺麗にしておかないと
サポート内に古いグリスが
溜まるだけになります。

こんな感じで古いグリスが
出てきます。

左右それぞれすべて組み付けした後は
ピストンを一番押し戻した状態で
スムーズにスライドするかを
確認しておきます。

問題があるレベルじゃないですが
右リアのスライドがちょいと固いですね。

スライドピン・サポート側を
どれだけ綺麗にして
グリスアップしても
歪みが出ているキャリパーは
こういった症状が出てきます。

特に問題があるほどじゃないので
オーナーさんにお伝えしておきます。

理想は気になるところを
すべて修理ですが
そんな訳にもいかないのが
現実です。

オーナーさんとしては
自分の車が
現時点でどういった状態なのか、
しっかりと把握しておくのが
大切です。

把握しておけば
予算に応じて
そういった部分を徐々に手直ししつつ
乗っていけばいい訳です。

現在、新規でお預かりさせて頂いている
Ｓ１５シルビアの方も
現状をまったく把握出来ていないようです。

オイル漏れもありますが
おそらくそのあたりも
まったく把握していないんじゃないかなと。

本当はブレーキフルード交換は
今回見送る予定でしたが
ブレーキ周りを見ていった時の状況、
タンク内フルードの状況を見て
フルード交換はしておく事に。

なかなか汚れてますね・・・。

普段よりもちょいと多めに
フルード交換して
配管内も少しでも
綺麗にしておくようにします。

ちょいと長くなってしまったので
もういっちょ別ブログに
アップしていきます。