Ｓ様Ｌ８８０Ｋコペン、プラグチェックですがイグニッションコイルのツメが・・・。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かり中のＳ様コペンですが
プラグのチェックもしておきます。

納車後にハイフロータービンへの交換？？
ＥＣＵの変更をされているみたいですが
その時にプラグも交換しているようです。

現状をしっかりと把握しておきたいので
プラグの状態もチェックしておきますが
コイルからカプラーを外す時に
違和感が。

１番コイルのカプラーを外す時に
なんの抵抗もなく
スルッとカプラーが抜けてきました。

他の３本はちゃんと
カプラーのツメを解除しないと
抜けてこないので
１番に問題があるようです。

写真じゃほとんど分からないと思いますが
こちらが１番のコイルです。

カプラーのロックがかかる為の
ツメが割れていなくなっちゃってます。

こっちは問題ないコイルです。

このツメ部分に
カプラーのロックがかかって
ロックを解除しないと
カプラーが外れなくなっています。

プラグは８番が装着されていました。

交換して
それほど距離走っていないと思うので
特に問題はないですね。

セッティングをされている
お店さんの考えもいろいろあると思いますし、
安全を見れば８番プラグも分かりますが
オーナーさんの使い方と
車を仕様を考えると
７番プラグってのも
ひとつの選択肢だと思います。

ＥＣＵの中身が
分からないってのもありますが
それほど詰めた仕様じゃないと思うので
余計な熱価の高さは
メリットも少なくなるように思います。

それとこれも考え方というか、
トラブルは避けたいっていう
お店さん側の考えも分かりますが
イグニッションコイルのツメが無くなっている場合、
必ずオーナーさんに伝えるべきだと思います。

稀にこういった内容を
オーナーさんに話すと
店側のせいにされちゃう事もあると思いますが
そんなユーザーは無視でいいと思います。

２０年も経過すれば
カプラーが割れる事もありますし、
コイルのツメが折れちゃう事もあります。

その辺りの事を
ちゃんと説明すればいいのかなと。

ユーザーさんにとっては
その事をしっかりと知っておけば
次メンテナンスの内容把握になります。

次にお金かける時は
コイル交換するようにしよう、
そんな感じで。

イグニッションコイルは
全開中にカプラーが抜ければ
当然ながら失火の原因になります。

なんの抜け止めもされていなかったので
とりあえず抜けてこないように処理しておき
オーナーさんにお伝えしてあります。

ヘッドカバーからの
オイル漏れもあったので
オイル漏れ修理時に一緒にやれば
工賃の重複ないのと
とりあえず抜けて来る事は
ないようにしてあるので
次回メンテナンス時でも
いいと思いますってお伝え。

オーナーさんから
一緒に直しておいて下さい、
コイルも４本新品にして下さい、
って言ってもらえました。

ちゃんとそういったユーザーさんな訳です。

プラグ交換したお店さんも
ちゃんと伝えてあれば
余計なトラブルにつながり
店側の信頼を下げる事は
避けられると思います。

余計な話につながりましたが
一旦はリアバンパー周りの修理をする為に
板金屋さんへ旅立ったので
戻ってきたら
オイル漏れ修理、
イグニッションコイルの交換、
スタビブッシュの交換へ
入っていくようにします。