Ｋ様ＫＤＨ２０１ハイエース、フロントブレーキパッド＆ローターにハブベアリング交換。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かり中の
Ｋ様ハイエースですが
ブレーキローターの振りがあったので
パッド＆ローターを交換、
距離が１８万ｋｍオーバーなので
一緒にハブベアリングを交換する事に。

ハイエースは
ローター交換するのに
ハブＡＳＳＹを外す必要があるので
距離を考慮して
このタイミングでリフレッシュです。

もちろん左右交換、
ハブそのものは痩せていきている事もあるので
基本的には一緒に交換するようにしています。

外したハブを見ると
なかなかの錆び状況ですね。

現状で特に不具合といった事はないですが
新品と比べると
ベアリングの回り具合は
まったく違いますね。

ローターはディクセルなどの社外でも、
ドライブジョイなどの純正同等品でもなく
今回はトヨタ純正品を使用します。

外したパッドは、

ローターとの当たりも
ちょいと悪いですね。

残量も４割くらいだったので
ちょうどイイタイミングです。

バックプレートは
外したついでに
綺麗に洗っておきます。

ローターを外す時に
またこの部分を外す事になります。

錆びをそのままにして組み付けすると
次回外す時に固着してしまっている事もあるので
しっかりと綺麗にしてから組み付けします。

パッド・ローターを交換するので
ブレーキ周りはフルメンテです。
パッドクリップは、

どうしてもダストが溜まってきます。

パッドの動きに直結する部分なので
しっかりと綺麗にしてから
キャリパーサポートへ組み付けします。

スライドピンの古いグリスを除去して
新しいグリスを塗っておくのは当然ですが、

キャリパーサポート側にも
古いグリスが残っているので
中も完全に洗浄してから
スライドピンを組み付けしておきます。

キャリパーのピストンは
一度ある程度出した状態で
しっかりと綺麗にしておきます。

ピストンのブーツをめくって
錆びと固着防止の為に
ラバースプレーを吹いておきます。

あとはピストンを押し戻しますが
この時の抵抗感も大切です。

スムーズにピストンが戻るのか、
戻りがかなり固い個体もあるので
そのあたりの確認も重要です。

パッドのシムも
完全に古いグリスを除去してから
新しいグリスを塗って
パッドに組み付けしておきます。

ハブＡＳＳＹや
パッド周りをすべて組み付けしたら
リア周りもチェックしておきます。

ダストをしっかり綺麗にエアブローしたり、
必要部分へのグリスアップ、
カップのオイル漏れチェック、
ドラム調整もしておきます。

ハブはどうしても
錆びが出てきてしまうので
このタイミングで
しっかりと綺麗にしてから
ドラムを組んでおけば
次回、車検時に
固着なんて事はまず起こらないです。

あとはブレーキフルードを
交換しておきます。

交換後に実際に
走行チェックで確認しましたが
ブレーキペダルに伝わる違和感も
綺麗に消えてくれました。

クーラント交換をしているので
完全に冷えた状態で
サブタンクのレベル調整したら
すべての作業完了となります。

Ｋ様、今回も作業のご依頼
ありがとうございました。

ブレーキローターとパッドが新品になると
ブレーキング時のフィーリングが
かなり良くなります。

ちょいといろいろ費用がかかりましたが
仕事で活躍してくれる大切な相棒なので
これからも大切にしてあげて下さい。