Ｋ様Ｚ３３、スロットルの洗浄とエアクリ交換に干渉部の対策を。｜車検・点検・修理のグーネットピット

納車整備中のＫ様Ｚ３３ですが
プラグを交換するのに
サクションを外していきます。

ＨＫＳのレーシングサクションが
装着されていますが
遮熱板が追加されています。

遮熱板とエアコンパイプの干渉により
パイプ側が傷付くのを防ぐ為に
パイプ側にゴムが巻かれています。

こういった作業を良く見かけますが
基本的にあまりイイものではないです。

特に金属と接する部分だと
ゴムを巻いたところで
基本的にはその場しのぎ。

アルミや鉄が相手であれば
こういったゴムは
将来的に破れてきてしまう事になります。

あくまでも基本は干渉させない事、
どうしてもっていう場合に
干渉を避ける事をして
万が一、当たった時の為に
緩衝材を巻くっていう
考えにしておくべきです。

遮熱板を外して
干渉する可能性がある部分を
カットしておきます。

カットした部分は
当然ですがバリが出るので
綺麗に処理しておきます。

この状態であれば
完全に干渉する事はないので
パイプ側の緩衝材は
外してしまっておきます。

エアクリは汚れてきていたので
もちろん新品に交換しておきます。

オーナーさんは１９歳の方なので
こういった社外パーツについて
まだ知識は無いと思います。

ブログにはいつも書いていますが
こういったスポンジタイプのエアクリは
汚れていなくても
時間経過でも交換する必要があります。

距離走って汚れてきた時は
もちろん交換ですが
走っておらず汚れていなくても
出来れば１年に
１度は交換してあげて下さい。

数年、交換していない
パワーフローをたまに見かけますが
スポンジが劣化して
崩れてきてしまいます。

そうなると当然崩れたスポンジを
エンジンが吸い込む事となります。

オーナーさん、
ちゃんと覚えておいて下さいね。

パワーフローは
自分で交換している人も多いと思いますが
隙間が残っている事が多いです。
この写真状態はＯＵＴですね。

少しづつ隙間をちゃんと無くして、
隙間からゴミを
吸ってしまうような事が無いように
しっかりと組み付けしておきます。

サクションが外れて
スロットルが見えているので、

このタイミングで
スロットルのカーボンを綺麗にして
おきます。

この後はそのままプラグの交換に入っていきますが
スロットルのカーボンを綺麗にしたら
アイドリング学習を一度リセットして
全閉位置学習と
ＴＡＳ学習をやっておきます。