Ｍ様ＥＫ９シビックタイプＲ、水ラインとサーモスタットなどの交換です。｜車検・点検・修理のグーネットピット

クーラントが噴き出してしまった
Ｍ様のＥＫ９シビックタイプＲですが
原因としては
ラジエターアッパーホースに
ピンホールが発生した事でした。

ピンホールから
内圧によってクーラントが
噴き出してしまったようです。

この場合はまずはひたすら洗浄です。
飛び散ったクーラントを
このタイミングで
しっかりと綺麗にしておきます。

もういっちょ、
元々の入庫理由だった
オイル漏れも
このタイミングで綺麗にしておきます。

前回の預かり時に
綺麗にしたんですが
ダダ漏れですね。。。

ちなみにこのダダ漏れ状態でも
年始の車検はクリアしています。

この年式の車を維持していくのに
そういった車検は絶対にダメです。
乗りたいのであれば
それ相応の維持は必要です。

上から一度洗い流したんですが
エアクリボックスや
サクションを外したミッション上も
漏れたクーラントが飛び散っています。
これらもすべて綺麗にする必要があります。

本当はこのタイミングで
いろいろ手を付けていきたいところですが
オーナーさんの事情もあり
そのあたりは理解しているので
必要最低限な内容でいきます。

アッパー・ロアホース、
サーモスタット、
ラジエターキャップにドレン交換です。

これもいつもブログへ書いていますが
サブタンクの確認と
洗浄は大切です。

サブタンク内にも
まったく水は入っていませんでしたが
タンクの底には泥汚れのような汚れが
蓄積しています。

クーラント交換歴が
ある程度わかる内容になります。

限度はありますが
出来る範囲で綺麗にしておきます。

サーモケースのガスケット当たり面は
オイルストーンを使って
綺麗にしておきます。

クーラントでドロドロになっていた
エアクリボックスや、

サクションも
綺麗にしておきます。

あとから確認した時に
以前に漏れた時の事なのか、
それ以降に漏れたのか、
即判断が出来るようにする為です。

あとはクーラントファンネルを付けて
エア抜きをしておきますが
どうしても細かい気泡が
止まらないですね。

まぁ、あれだけの状況なので
ヘッドガスケット抜けは当然ですね。

いくら純正メタルガスケットといっても
あの状況下であれば
ヘッドとブロックが歪んでも
仕方ないと思います。

といっても
普通にエンジンはかかりますし、
ゴボゴボにエアが出てくる訳じゃないので
気を付ける点だけお伝えしたら
普通に乗るくらいは出来そうです。

あとは元々予定をしていた
オイル漏れの修理をしていきます。