Ｍ様ＤＡ１７Ｖエブリィ、ブレーキメンテナンスとバッテリーターミナル移設キット取付。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かり中の
Ｍ様エブリィですが
ＰＣＶバルブ周りから
オイル滲みがあったので
そちらの交換からやっていきます。

即交換の必要があるほどの
漏れじゃないですが
放置して直るものでもないので
発見したら早めに修理です。

交換は特に大変な事もないですが
交換したら
キッチリと綺麗にしておきます。

部品交換だけすると
将来的に漏れてきたのか、
修理前の漏れなのかが
判断出来なくなります。

ブレーキ周りの点検と
各部のメンテナンスをしていきます。

パッドクリップは
どうしても汚れが蓄積してきますが
パッドの動きとして
非常に重要な部分になります。

綺麗にしてから
必要箇所へグリスアップして
組み付けします。

パッドにもどうしても
ダストが蓄積してくるので
エアブローと
必要最低限なバリ取りをして
組み付けします。

もちろんスライドピンの動きチェックと
グリスアップのし直しも
やっておきます。

リアはドラム内のチェックと
エアブロー、
必要箇所へのグリスアップに
ドラムの隙間調整をしておきます。

隙間調整に
自動調整を使って
それだけでＯＫって人もいます。

どれが絶対の正解とは言い切れないですが
自動調整で
どれくらいのクリアランスになるか
試した事がありますが
自動調整はあくまでも
必要最低限な調整って感じがします。

それだけだと
シューとドラムのクリアランスが
広すぎるかなと。

このクリアランスが広すぎると
ドラムの線傷に
つながりやすいように感じます。

引きづりもダメですが
適度な調整は必要です。
ハブの錆び取りもしておきます。

追加でバッテリーターミナル移設キットの
取付を依頼されたので
こちらもやっていきます。

エブリィで荷室に荷物をたくさん積んだ時に
バッテリーへのアクセスが大変になり
バッテリー端子をアクセスしやすい部分へ
追加する部品のようです。

正直あまりおすすめは出来ない気もします。
そのあたりの事はオーナーさんへ
お伝えしてあります。

使用方法によっては有効かもですが
毎日乗ってる、
定期的なバッテリー交換も
してるって事であれば
あまりこういった部品の追加は
トラブルの要因になる事もあります。

バッテリーのプラス端子ですからね、
余計なトラブル発生率は
本当であれば避けておきたいです。

製品としては
端子の裏側のこの部分は
ビニールテープ巻いといてって事でした・・・。

さすがに嫌すぎたので
別車両のオルタネーターＢ端子の
ゴムカバーを流用して
少しでも余計なトラブルが起こらないように
対策しておきます。

スライドドアを開けた
ジャッキ車載部分に、

バッテリーのプラス端子が
追加されます。

オルタネーターの発電量もちゃんと
計算されたハーネスなのか
謎でございます。

付属のコルゲートチューブは
必要最低限の長さだったので
ハーネス保護の為に
コルゲートチューブを追加して
保護・取付しておきます。

すべて純正ハーネスの取り回しに準じて
取付しておきます。

端子カバーは加工して、

ハーネス部分の逃げを作っておきます。

バッテリー端子を外しているので
パワーウィンドや
時計などの設定をしておして
最終の走行チェック、
完全に冷えた状態で
最終のクーラントエアチェック、
サブタンクのレベル調整をして
すべての作業完了となります。

弊社では珍しく
リフトアップのエブリィです。

元々はＦＤ乗りでしたが
随分と車種が変わりましたね。

Ｍ様、今回も作業のご依頼
ありがとうございました。

またなにかありましたら
お気軽にご連絡下さい。