Ｔ様ＮＲＥ２１０カローラスポーツ、ハブリングの固着対策をしつつパッドも前後交換で仕上げです。｜車検・点検・修理のグーネットピット

ホイール交換中の
Ｔ様カローラスポーツですが
ここまで来るのに
オーナーさんにもいろいろご協力頂きました。

少しでも理想に近づける為に
お仕事帰りに寄ってもらったり
こっちとこっちの仕上がりパターンで
どっちが好みです？？？って聞いたり
ホイールナットも
１７ＨＥＸと
１９ＨＥＸでこういった違いが出ますって事で
見てもらったりと
手間もあったと思います。

もうちょいで完成になるので
最終の仕上げや
走行チェックも気を緩めずやっていきます。

ハブベアリングも装着しますが
オーナーさんが心配していたのは
固着して取れなくならない？って事でした。

ハブの錆びもまったく気にせず
ただ叩き込むように
取り付けしたり
なにも対策しないから
固着の原因になります。

ハブの錆びはしっかりと綺麗にして
固着しないように
対策して組み付けしておきます。

せっかくの３ピースホイール、
ホイールが汚れては掃除も大変ですし、
ダストのこびり付きは
見た目も悪くなるので
ダスト軽減パッドを選択します。

パッドクリップも綺麗にしてから組み付け、

スライドピンの状態チェックと
グリス除去と
新しいグリスの塗布、

前後同じようにしっかりと仕上げていきます。

すべて仕上がったら
あとはひたすら走行チェックです。

これ以上の対策は
ライナーカットなどが
必要になるってところまでやってありますが
実際に走行した時に
どれくらいの速度、
どれくらいの段差で干渉するのかを
チェックしていきます。

コンビニに入る時の
超低速時の干渉は完全にクリアしてあるので
あとは速度域が高くなった時ですね。

前提としては
このタイヤ扁平で
路面の段差はある程度、
運転で回避しないといけない部分もありますが
通常走行で出てくる段差を
すべて回避ってのは
あまり現実的じゃないです。

そういった段差をこえた時も
ほとんど干渉音はなく
ごく稀に出る事はありましたが
まず間違いなく気になるレベルじゃないです。

もちろんこれがすべての人にとっての
ベストではないです。

もっとオフセット攻めたいって人、
車高下げたいって人、
もうちょい高くてもいいかなって人、
当然ですがいろいろです。

そんな中で
このオーナーさんにとっての
ベストってところには仕上げられたのかなと。

見た目のベストだけではなく
乗った時の乗り味や
干渉具合ってのも
大切な要素になります。

納車後はメールで
普段使いも出来て
なんの不満も無く
お願いして良かったと言ってもらえました。

そういって頂けると
こちらもいろいろ手を尽くした甲斐がありました。

ホイール交換ひとつの為に
何度も事前準備や
仕上がりの確認にご来店頂き
手間をお掛けしましたが
それに見合った仕上がりになったと思います。

Ｔ様、今回も作業のご依頼ありがとうございました。

これから車内関係を
仕上げていきたいって事でしたが
いろいろお金もかかってくるので
少しづつ仕上げていき
ひとつひとつの内容を楽しんでいきましょう。