Ａ様Ｓ１５シルビア、クラッチマスター＆クランプの交換や各作業の現実について。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かり中の
Ａ様Ｓ１５シルビアですが
もう２０年以上が経過、
もうすぐ１５万ｋｍを迎えようとしています。

どうしても手を入れていない部分の
部品交換が必要だったり、
社外品関係で
ダメになってくる部分もあります。

さらに部品供給終了を考慮して
少しづつでも
手を入れていった方がいい部分も
増えてきます。

車検をご依頼頂いた車は
その時に手を入れないといけない部分は
当然ですが車検時に作業しています。

即、手を入れる必要はないけど
今後注意しておいた方がいいって部分も
メモしておいて請求書に記載、
ＰＣデータに保存しておき
次回車検時にそのデータを見る事で
今回の車検では
このあたりを手を入れましょって
お伝えできるようにしてあります。

記憶なんてのは
曖昧ですからね。
覚えておくからＯＫってのに
意味はないです。

前回の車検時に
クラッチレリーズや
ホースは交換済みですが
クラッチマスターは
納期不明って事で見送りになっていました。

部品を注文しておいたので
今回クラッチマスターも交換しておきます。

クラッチマスターは
オーバーホールするって事もありますが
タンク一体で供給される場合は
特にＡＳＳＹ交換したい部分です。
年式が新しければまた別ですが。

ブレーキマスターは
ＡＳＳＹが高いので
オーバーホールする事もありますが
タンクの件があるので
年式や距離、
部品の供給状況に
合わせる必要があると思います。

ただサージタンクが変わっているので
スペースが通常よりもかなり狭くて
マスター交換、
エア抜きともにかなり手間ですね・・・。

レリーズやホース、
今回マスターも交換している事もあり
出てくるフルードは綺麗ですね。

クラッチパイプを
固定しているクランプですが、

年式的に当たり前ですが
割れちゃって
パイプが振動しています。

最近このクランプ交換の必要性が
増えてきている気がします。
みなさん、車検時に
こういった部分もちゃんとチェックしてますか？

クランプは新品へ交換しておきます。

車検時にこういった部品の
交換提案をされたって人は
結構少ないと思います。
理由わかりますか？

もちろん理由のひとつに
根本的にこういった部分まで
見てもらっていないって事。
当たり前と言えば当たり前かもですね。
面倒ですからね。

もういっちょは
見つけてしまうとメカニック側が面倒、
営業側も時間の件で
いろいろ問題が出るからです。

部品の破損が見つかる、
部品を注文する、
そこから部品が来るのを待つ、
届いたらまた車を上げて交換作業をする、
預かり時間が増えるのは営業的に
あまり良くないですし、
メカニック側からしても
大した費用ももらえないのに
また作業が増えるってのが
現実的なところだと思います。

上記内容を否定する人もいるでしょうけど
現実的な事を見つつ
世の中の平均って事であれば
これが現実だと思います。

メカニックさんであれば
実際には分かってもらえる内容かなと。

まぁ、余計な方向へ進みました。
次の作業へ。

ブレーキランプが切れていたので
バルブ交換しますが
シルビアはテール外しの必要があります。

そうすると
こういった部分の
ガスケットが破れちゃうんですね。

これも現実的な部分ですが
破れたのを確認して
ガスケット注文、
届いたら再度ガスケット作業、
って事にはならず
バレないからいいやって事で
組み付けされちゃうんですね。

まぁ、雨漏れの原因になりますね。
そんな事もあり
汎用性もある純正のガスケットを
ある程度持っており
いつでも対処できるようにしてあります。

大した内容じゃないですが
ちょいと長くなってしまったので
次作業は別ブログにアップしていきます。