Ｓ様ＶＡＢ、ＨＫＳのＥＶＣソレノイドバルブの取付向き変更とファンシュラウドの隙間。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でのお預かりですが
なかなか車検整備へたどり着かない
Ｓ様のＶＡＢ。

ＨＫＳのブーストコントローラー
ＥＶＣが装着されていますが
ソレノイドバルブの向きすらも違ってます。

ソレノイドバルブから出ている
この細いパイプは
水抜きになります。

横向いていたら
水抜きとして機能しないですね。

配線はなかなかすごいところ通っていますね。

この細い線が
カーボンパネルに挟まれるように
配線されていますが
もうこんなのはなにも気にしないっていう
強い意志すら感じます。

チューニングショップとは
なんなのかっていう
ＤＩＹレベルの配線です。

エアクリボックスのパネルを１枚外して
バーリングタップで
ネジ山を製作しておきます。

水抜き穴を下にくるように
設置しておきます。
本来であれば
ホースも変更したいです。

Φ６のパイプに
Φ４のシリコンホースが
無理矢理つっこまれています。

こっちも同様ですね。

配線を見えにくいようにしてあるので、

ストラット周りにあった配線は
もちろん無くなります。

もう単なる文句みたいになっちゃいますが
本体のディスプレイユニット設置方法も
あまり好きじゃないです。

せっかくのＳＴｉ文字に被るように
両面テープでペタっと。
なにも感じないみたいです。

下廻り点検をしている時に
ファンシュラウドが
やたらとガタガタ動きます。

その時に気付いたんですが
隙間テープが貼られていますが
隙間がしっかりと残っています。

この部分に貼る隙間テープってのは
隙間を塞いで
風が抜けるのを制限する為です。

「隙間テープを貼る」っていう事が目的になっており
「隙間を塞いで風が抜けるのを防ぐ」っていう
本来の目的が無視されています。

ちゃんとなんの為に
その部品を取付するのかって事を考えれば
こうはならないんです。

製品に付属していたから
コレ使ったってのは
そんなのはＤＩＹや量販店さんがやる事です。

考えて取付、
周辺への干渉を考慮して取付、
そのままだと取付出来なかったり
将来的に無理が出そうなら
それを対策して取付する、
それがチューニングショップさんの
仕事だと思います。

ラジエターの厚みが増しているけど
そのままホース取付するから
ホースとパワステプーリーの距離が近くなってます。

単に大容量ラジエターへ交換するのと
周辺への干渉を考慮して
大容量ラジエターを交換するってのでは
まったく違います。

現状で問題が出ていないから
それでＯＫって事であれば
それでいいと思います。

そんな作業であれば
ＤＩＹでやればいいと思います。
工賃を支払ってやってもらう内容じゃないです。

とりあえず一通りの手直しが完了したので
ここからは車検整備に入っていきます。