Ｓ様ＶＡＢ、各部の干渉対策とオイルクーラーホースの危険性について。｜車検・点検・修理のグーネットピット

ただひたすら各部の手直しをしていっている
Ｓ様のＶＡＢですが
パワステホースが
アルミのエアクリボックスに干渉して
ホース側が擦れてきていたので、

取付を工夫する事で
しっかりと逃がすようにしておきます。

その時は漏れていなくても
将来的に漏れにつながる部分ですね。

ここもそうです。
こんな薄いアルミ板と
アルミパイプが
こんな方向で干渉していたら
将来的にアルミパイプに穴があきます。

しっかりと干渉を避けての取付へ
変更しておきます。

クラッチ交換が原因じゃなく
走行中の振動が原因で
毎回こうなってしまうのであれば
取付を変更してあげてもいいと思います。

ヘッドライトと干渉していた
エアクリもしっかりと逃がしておきます。

そのままエアクリを外して
洗浄するタイプだったので
洗浄しておきます。

下廻り点検の時に
オイルクーラーホースにも
違和感が・・・。

ライナー側をカットして
逃がすのであれば
ちゃんと最後まで加工してあげて下さい。

ライナー加工量が少ない為、
ライナーがフィッティングにガチ当たりどころが
むにゅってなっちゃってます。

ボロくそ言うようですが
小学生の加工跡ですか？
カッターでカットしたのか、
カットした跡もそのままって感じです。

確かにオーナーさんからは
見えなくなる部分ですが
チューニングショップであれば
もう少しマシな仕上げは出来ないんでしょうか？

ライナーとアルミ製のフィッティング、
フィッティングのが強いから
大丈夫でしょって意見もありそうですが
ライナーがずっと擦れたままだと
アルミ製のフィッティングは削れてきます。

１年程度では削れないですが
１年持てばＯＫって話じゃないですよね？

フィッティングをしっかりと逃げるように
ライナーを加工して
小学生がカットした部分は
リューターでしっかりと
綺麗に処理し直しておきます。

ホース２本を
ファイアースリーブの上から
ホースバンドでまとめるのはいいとして
周辺への干渉につながるので、

ホースバンドの余計な部分はカットして
周辺に干渉しづらいようにしておきます。

エキマニの遮熱板が
オイルクーラーホースに
しっかりと当たってます。

遮熱板の面がホースと干渉であれば
まだいいかもしれないですが
こんな角部分がホースと干渉していても
なにも思わないんでしょうか・・・。

遮熱板を外して
干渉部分をカット、
カットした部分を塗装しておきます。

これをするだけで
これだけホースと遮熱板に
スペースが出来ます。

これだけあいていれば
まずホースを痛めてしまう事もないです。

エキマニの遮熱板と
オイルクーラーが干渉していて
将来的にオイル漏れが発生した時、
どういった事につながるのか
考えれば分かるはずです。

オイルクーラーＫＩＴだから
誰が取付しても同じ、
という事にはならないです。

所詮は社外品です。
干渉するのはＫＩＴの品質が悪い、
って事ではなく
社外品なので
その取付方法により
最終的な仕上がりは大きく変わってきます。

その仕上がりを違いを見せるのが
本来であれば
チューニングショップさんの
仕事なんじゃないでしょうか？

ホームページにお金を掛けたり、
広告にお金を掛けて、
自社を良く見せるのも
商売として当然大切です。

でもその前に
ホームページや広告に載せてるだけの
技術力をちゃんと確保するのが
優先なのではないでしょうか？