Ｏ様ＤＣ５インテグラタイプＲ、車検のご依頼を頂きました。｜車検・点検・修理のグーネットピット

ちょうど１年くらいから
各作業のご依頼を頂けるようになった
Ｏ様のＤＣ５インテグラタイプＲですが
今回車検もご依頼を頂きました。

これまでは主にディーラーさんでの車検で
各作業をご依頼頂いていたとはいえ
全体の点検は今回は初となります。

もうすぐ２２万ｋｍに達するインテグラで
他店さんでのメンテナンスなので
ちょいと身構える部分もありますね。

ただ先日のＫ様ＤＣ５と同じく
距離をまったく感じさせないくらい
綺麗な個体です。

まずは現状把握をする為に
各部のチェックからスタートです。

オーナーさんは
あまりウォッシャーを使わないからなのか
ウォッシャーが素敵な方向へ
飛んでいっていますね。

車検の項目としては
別に問題ないと言えば問題ないですが
メカニック側の
考え方が現れる部分でもあります。

出ればＯＫなのか、
ちゃんと出るようにするのか、
っていう部分ですね。

調整して
適切な位置に当たるようにしておきます。

リア側も同様ですね。
２本出るウォッシャーの内、
１本はリアゲートへ当たっていました。
こちらもフロントと同様に調整しておきます。

ホイールはいつも通り
裏側も綺麗に洗っておきます。

エアコンフィルターは
全然綺麗な状態なので
交換の必要は皆無です。

灯火類の確認をしていた時に
気付いたのですが
リアのナンバーが本来の位置にないです。

本来はこの位置にあって
ナンバーが動かないようになっています。

上の写真状態だと
ナンバーの角度が変えれちゃうので
車検としてもＯＵＴです。

以前にリアバンパーを
外す作業をしているみたいで
その時にはめ忘れたのかもですね。

ナンバー灯を確認した時に
レンズが無くなっていました。
まだ新品部品の供給があったので
こちらは新品に交換しておきます。

じゃぁ、なんでレンズが無くなったのか。

普通に考えたら
ツメ部分が割れて
レンズが外れちゃった事で
走行中にどこかへ
飛んでいったってパターンですね。

ただ新しいナンバー灯に交換して
ＬＥＤのバルブを移植しようとしたら
レンズをはめる時に違和感がありました。

２個あるツメの１個が
ちゃんとはまらないです。

なんでかなぁ～って思っていたら
どうやらこのＬＥＤバルブが
レンズに干渉しているみたいです。

通常のバルブよりも
高さがあるんですね。

以前にナンバー灯交換した時に
バルブを交換して
レンズをはめた時に
この違和感に気付かずに
レンズがはまったと思って
そのままにしちゃった。

でも実際にはツメが
１ヵ所ちゃんとはまっていないから
走行中に落ちちゃったといったところかなと。

手の感触や
なんとなくの違和感ってのは
大切な感覚だと思います。

トルクレンチを使うって事でも
ブログに書いてますが
数値で管理ってのは当然大切ですが
メカニックとして
感覚ってのも大切な要素です。

感覚ってのは曖昧な部分もあれば
重要な部分もあるって事ですね。

あとはここから
ブレーキ周りの点検や
クーラント交換などがあるので
そちらの作業も順に進めていきます。