Ｋ様ＣＴ９Ｗランエボワゴン、リアハブベアリングやブレーキ周りの交換です。｜車検・点検・修理のグーネットピット

今年になってからのお付き合いとなる
ランエボワゴンのＫ様ですが
最初にご依頼頂いた
ステアリング周りの作業から
リアハブベアリングや
サイドブレーキ機構の関係に違和感があると
お伝えしてありました。

左リアのハブベアリングに
ゴリっていう感触があるのと
ホイールを回した時に
ドラム内で少しですが
異音があったのが気になって
お伝えしてありました。

リアブレーキローターの減りもあったので
このタイミングで
一緒に作業出来る部分は
手直しと点検をしていく事になりました。

リアのハブベアリングは
左右とも新品へ交換します。

ブレーキはダストが強烈だった事、
オーナーさんは
街乗りでの使用という事から
ディクセルさんのＭパッド、
ローターは見た目重視で
スリットローターを使用します。

本当は前後同時に作業が理想ですが
オーナーさんのご予算もあります。

今回リアを交換して
予算を確保してもらってから
フロント周りの作業予定になります。

写真じゃ分かりづらいですね。
ローターが減って
表面状態が悪くなっているのと、

レコード盤みたいになってきています。

三菱ディーラーさんから
今年購入したみたいですが
どうもいろいろ不具合が・・・。

ドラム内はブレーキダストが強烈です。
納車整備時に
このあたりは触っていない事が良く分かります。

ドラムは各部に
定期的なグリスアップが必要ですが
グリスもほとんど残っておらず、

金属同士が接触してるって感じです。

機構的な部分は特に問題無さそうなので
各部のグリスアップをし直して
音が消えてくれるかどうか確認します。

一度エアブローをして
ダストをしっかりと綺麗にしておきます。

年式・距離を考えると仕方ない部分ですが
ハブベアリングは
すぐに砕けるような状態じゃないですが
これから乗っていく事を考えたら
ちょうどいい交換タイミングだったかなと。

納車整備時に
ブレーキ周りのメンテナンス状態が
良く分かる内容ですね。

いつも書いている内容ですが
「走る」と「調子よく走る」は
別次元と書いています。

ブレーキ周りも同様ですね。
「止まる」と「ちゃんとした状態で止まる」は
また違ってくる訳です。

パッドが当たる面は
どうしてもダストが蓄積してきます。

この状態のまま
特にダスト除去せずに
パッド交換するお店が多すぎる気がします。

パッドの動きに直結する部分なので
グリスを塗ればＯＫじゃなくて
ちゃんと綺麗にするべきですね。

これが綺麗にした後です。
違いはパッと見で
すぐに分かるレベルだと思います。

「単に差し替えるだけのブレーキパッド交換」と
「今回のように各部を綺麗にしてからのパッド交換」は
名目で言えば同じ「ブレーキパッド交換」になります。

どちらを希望するのかは
オーナーさん次第ですね。

あとは内装を外して
ドラム側でのサイドブレーキ調整と
室内側からのワイヤー調整をしておきます。

作業完了後は
異音もしっかりと消えてくれたので
これで安心して乗ってもらえます。

最終、走行チェックでの確認をして
問題がない事も確認したら
納車となります。

Ｋ様、今回も作業のご依頼ありがとうございました。

ご予算もあると思いますので
余裕が出来てきたら
フロント周りのリフレッシュをしてあげると
いいかなと思います。