Ｍ様ＮＳＰ１４１スペイド、水ライン＆サーモスタットの交換やスロットルのカーボン洗浄。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検のご依頼を頂いた
Ｍ様のスペイドですが
去年ディーラーさんでの購入みたいですが
ちょいちょいと
トラブルを抱えているようです。

１０年経過しているので
仕方ないと言えば仕方ないですが
ちょうど同じ年式で納車整備を進めている
Ｆ様ＢＲＺの内容と比べてもらうと
こちらでやっている納車整備の内容が
オーナーさんにとって
トラブルの事前回避や
維持費を抑える事になっているってのが
分かってもらえると思います。

ラジエターキャップ部分から
盛大にクーラントが漏れていたり、

気付きにくいですが
ラジエターアッパーホースからの漏れといった
水周りのトラブルは
エンジンへのダメージに直結しやすいです。

ラジエターの
アッパー＆ロアホースを交換しますが
ロアホースを外せば
即サーモスタットへアクセスできるので
このタイミングで
サーモスタットも交換します。

サーモの固着は
オーナーさん側では
なかなか気付けない事が多いので
余計なトラブルや心配は
この時点で排除しておきます。

ラジエターキャップから漏れた形跡が、

各部に残っているので
このタイミングで
しっかりと綺麗にしておきます。

オイル漏れ修理もそうですが
漏れを止めるのももちろん大切ですが
綺麗にしておく事で
後から確認した時に
漏れが発生していない事を
しっかりと確認出来るようにしておきたいです。

以前から書いていますが
このタンクとシュラウドの一体構造が
あまり好きじゃないです。

タンク底の汚れを
しっかりと綺麗にしづらい為です。

タンク下のホースを外して
水圧で少しでも綺麗にしておきます。

ちなみに入庫時のサブタンク量は
ＬＯＷ以下です。

各ホースやサーモの取り外し、

アッパーホースを外すのに
バッテリーを外すので
エアクリボックスも外します。

ボックスの外気導入側は
なかなか綺麗にするお店は少ないです。
いろんなゴミやホコリが溜まってますね。

綺麗にしておきます。
ちなみにＥ５１エルグランドは
外気側ボックスを外すのが
かなり大変なので
外した場合には必ずしっかりと綺麗にするのが
おすすめです。

バッテリー端子カバーや
バッテリートレイも綺麗にしておきます。

エアクリも汚れてきていて
交換時期って感じですね。

バッテリーを外して
学習値がリセットされるので
アイドリング不調を回避する為に
スロットルのカーボンも落としておきます。

サクションも外しているので
ついで作業ですね。

あとはすべて組み付けして
エア抜きしたら水周りは完了です。

エア抜き中の
タンクの気泡を確認するのも大切です。

いつまでも細かい気泡が消えない場合、
ヘッドガスケット抜けなのか、
エア抜き不足なのか、
そのあたりの判断も重要ですね。

まだブレーキ周りや
リンクブーツ破れもあるので
そちらも順に作業を進めていきます。