Ｋ様ＣＴ９Ｗランエボワゴン、エンジン始動不良の原因判明です。｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンジン始動が出来なくなってしまった
Ｋ様のランエボワゴンですが
燃料ポンプからの配線を
ひたすら辿っていきます。

途中、ボディなどに挟み込まれて
配線の被覆がめくれてしまっていないか、
配線の途中になんらかの原因がある事は
間違い無さそうです。

配線をひたすら辿っていって
運転席の足元まで特に問題無し、
そのままヒューズボックスにある
カプラーに入っていたので
一度ヒューズボックスを外していきます。

なんだかいろんな配線が
押し込まれるように
取り付けされています。

セキュリティが取り付けされているのが
メインだと思いますが
ヒューズがあまり見えないくらいです。

出来ればリレーにマスキングテープ貼って
鉛筆だかボールペンで書くのは
どうかなのかなと・・・。

マスキングテープってのは
あくまで応急的に使用する物です。

もちろん塗装時の
マスキングってのがメインですが
この使い方はどうなのかなと。。。

ヒューズボックスを外すのを
ちょっとためらいたくなります。

あまりにゴチャゴチャしている場合には
カプラー側とユニット側に
マーキングをしてから外すようにしています。

純正カプラーであれば
刺さるところにしか刺さらないですが
ミスのない確実さを優先です。

どうも一度取り外した形跡があります。

その途中で
一番上のカプラーを外そうとしたら
カプラーのツメが
ロックされていないです。

どうやらカプラーを途中まで刺して
ロックするまで
刺さっていなかったようです。

ロックするまで
ちゃんとカプラーを刺して
エンジン始動したら
無事にエンジン始動してくれました・・・。

最終結果としては
カプラーの刺し込み不良でしたが
やるなら刺し忘れにしてくれた方が
ありがたいです。

今年セキュリティを
取り付けしたみたいですが
周辺の作業内容的に
その際にカプラーを
刺し込みミスがあったかなと。

最初は８割くらい刺さっていたから
エンジンは始動、
徐々に抜けてきて
信号待ちで接触不良でポンプ停止、
完全に外れた訳じゃないから
ディーラーさんでポンプ交換した時は
偶然エンジン始動、
その後にまた接触不良が起きて
今回に至るといった感じかと思います。

オーナーさんにご連絡をして
原因追及に至った事、
トラブルの事前対策として
燃料ポンプリレーとレジスターの交換を
どうするか聞いたところ
交換しておきたいとの事だったので、
リレーとレジスターを
新品交換しておきます。

あとは長めのアイドリングをして
エンジンが停止しない事を確認、
問題がない事を確認出来たら
実際に通常走行域で走行チェック、
念の為に全開域もチェックしておきます。

すべて問題が無い事を確認したら
納車となります。

外装の写真を撮り忘れちゃいましたが
Ｋ様、今回も作業のご依頼ありがとうございました。

希少なランエボワゴンなので
これからも大切に乗っていってあげて下さい。