Ｉ様ＮＳＰ１７０シエンタ、ウォーターポンプやベルトの交換やスロットルのカーボン洗浄など。｜車検・点検・修理のグーネットピット

ご注文頂いたＩ様のシエンタですが
納車整備を進めていっています。

ＮＳＰ１７０シエンタですが
過去に一度２３，０００ｋｍの車両で
ウォーターポンプから
クーラント漏れが
発生している車両がありました。

知ってる人であれば
それって水抜き穴から出た
クーラントでしょって
言われそうですが
明らかな漏れでした。

ちょこっとクーラントの塊が
残ってるってレベルじゃなく
明らかな漏れでした。

早期発見できたので
特にトラブルにはつながらなかったですが
クーラント周りのトラブルってのは
エンジンダメージに直結しやすいです。

オイルの滲みは
様子見ましょって事もありますが
クーラント滲みはダメですって
良くお客さんにお伝えしています。

今回のシエンタは
特に漏れてるとかは
まったく無かったですが
ご家族で乗る車、
遠出もすると思うので
出先でトラブルは避けたいです。

そんな訳で
このタイミングでウォーターポンプは
新品に交換しておきます。

外したウォーターポンプは
特に漏れた形跡もないですし、
ベアリングもまったく問題無しです。

それでもオーナーさんに渡ってからの
トラブル発生率を少しでも
抑えられるように
出来る事はやっておきます。

ベルトにひび割れも
一切ありませんが、

こちらも新品に交換しておきます。
このタイミングで交換しておけば
今後のメンテナンスが
多少は楽になると思います。

そのままクーラント交換に入っていきますが
シエンタはラジエターサブタンクが
ファンシュラウド一体になっています。

どうもこのタンク一体のタイプは
嫌いです。

サブタンクの底には
必ず汚れが蓄積しますが
タンクが外れないので
洗浄が出来ないです。

タンク下部のホースを外して
タンク内のクーラントを一度抜いて
上から水を流して
少しでもタンク内を綺麗にしておきます。

あとは新しいクーラントを入れて
エア抜きしておきます。

ヒーターの効きや
水温が上がった時に
電動ファンがちゃんと回るかなど
見れる部分をしっかりと見ておきます。

定期交換が必要な
ラジエターキャップも
このタイミングで
新品に交換しておきます。

そのままエアクリのチェック、
電スロのカーボン洗浄に
入っていきます。

シエンタは
スロットルに到達するまでに
バッテリーやエアクリボックスなどを
外す必要があります。

スロットルのカーボンを除去して
学習値をリセットしておきます。

電スロは定期的に
カーボンを綺麗に落としておいた方が
いいと思います。

バッテリー交換の時に
ユーザーさんとのトラブル回避を理由に
学習値をリセットせずに
バッテリー交換しますが
学習値がリセットされて
アイドリング不調が発生するのは
車両側にトラブルがある事が多いです。

カーボンが溜まり過ぎて
空気吸い込み量が少なく
アイドリング回転の低下など。

もちろん学習値をリセットせずに
バッテリー交換ってのは大切な事ですが
学習値が大きくなり過ぎないようにしておくのも
大切なのかなと思います。

エアクリボックスを外しているので
汚れやすい外気導入側は
綺麗に洗っておきます。

バッテリートレイや
バッテリーステーも
出来るだけ綺麗にしておきます。

エアクリは
まっさらなくらい綺麗だったので
こちらは交換の必要も無さそうです。

バッテリーは
パナソニックのカオスを
新品交換しておきます。

まだ他にもやっておきたい事があるので
それらの作業を進めていきます。