Ｔ様ＮＲＥ２１０カローラスポーツ、ブレーキ周りの点検とフルード交換。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かりしている
Ｔ様のカローラスポーツですが
ブレーキ周りの点検もしておきます。

距離が少なく
年式が新しい、
キャリパーから見えるパッド残量が
しっかりと残っているからＯＫ。
ではなく、
片持ちキャリパーの場合は
スライドピンの状態が非常に大切です。

実際に左フロントキャリパーの
下側スライドピンは
手じゃ動かないくらいにはなっていました。

１７ｍｍの工具で回したら
動いてくれたので
固着まではしていなかったって感じです。

特に年間の走行距離が少ない車両は
こういった部分は
注意しないといけないです。

今回の車検でスルーしていると
次回車検時には
固着している可能性もあったと思います。

固着していなかったとしても
ブレーキの効きに
直結する部分になります。

スライドピンは一度外して
古いグリスを除去、

綺麗にしてから
新しいグリスを塗って
組み付けしておきます。

パッドも一度外して確認しておきます。
スリット部分に
ダストが溜まり始めてますね。

エアブローして綺麗にしておきます。

パッドを外したら
シルバーのシムが外れてきました。

ツメの掛かりが
弱くなっている事も多いので
このあたりを調整して
グリスアップして
組み直しておきます。

リアパッドは
スリットが浅い事もありますが
ほとんど詰まっていますね。

こちらも
フロント同様に
綺麗にしておきます。

写真を撮り忘れましたが
リアのスライドピンも
フロントと同じように
グリスアップし直しておきます。

すべて組み付けが完了したら
ブレーキフルードの交換もしておきます。

距離が少ないですが
結構汚れてますね。

特に問題がある訳でもないので
綺麗なフルードが出てくるまで
フルード交換しておきます。

下の写真くらいだと
まだまだですね。
もうちょい頑張って綺麗なフルードに
入れ替えしておきます。

タンク共通なので
そのままクラッチフルードの交換へ
進みます。

こちらはなかなかに
真っ黒けですね。

タンク共通だから
ブレーキフルード交換しておけば
クラッチフルードは交換不要、
この考えがＯＵＴなのが
良く分かりますね。

ブレーキフルードもそうですが
エンド部分のフルードは
基本的にその周辺を
行ったり来たりしてるだけです。

エンド部分のフルードが
タンクに戻っていく事は
基本無いので
タンクが綺麗でもエンド部分が
汚れているのは当たり前です。

格安車検の
タンク内フルードだけ交換して
ブレーキフルード交換しても
意味がないっていう証拠です。

こちらも綺麗なフルードが出てくるまで
しっかりとフルード入れ替えしておきます。

あとは最終の走行チェックをして
最終下廻りのチェック、
問題が無い事を確認したら
アンダーカバーを取り付けして
すべての作業完了となります。

最近のターボ車は
水冷式インタークーラーが
増えてきましたね。

この辺りのサイズなら
自分のＴＷＩＮに流用するサイズとして
ちょうどいいかもです。
ポンプのサイズも
そこまで大きくないですしね。

ちなみに水冷式と
前置きの空冷式、
どちらが上とかじゃないと思います。

あくまでも使用用途と
その車の仕様に応じた選択が大切かと。

もういっちょ話を広げると
ＥＪ２０純正の上置きインタークーラーと
前置きインタークーラー化、
どちらが上かというのも
状況に応じてですが
個人的にはＥＪ２０は
前置き化がおすすめです。

Ｔ様、この度は２台の車検ご依頼
ありがとうございます。
入替でのセレナも点検を進めさせて頂きます。