Y様ＧＸＥ１０アルテッツァ、クラッチフルードの交換とキーナンバー確認。｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回、初めてのお付き合いで
車検ご入庫のＹ様アルテッツァですが
次々に問題が発覚していっています。

このブログは
新規ユーザーさん獲得っていうよりは
お預け頂いたオーナーさんに
出来るだけ現状を把握してもらうのが
目的として書いていっています。

ブログを見て
細かい内容までやってるから
点検などを任せたいって
言ってくれる方もいらっしゃいますが
基本はあくまでも
オーナーさんに向けての内容です。

そんな訳で
ちんまいような内容のブログも出てきます。

今回のブログも
ちんまい内容ですが
大切な部分です。

ブレーキ周りのリフレッシュと
ブレーキフルード交換をした
Ｙ様のアルテッツァですが
クラッチフルードも当然ですが
交換していきます。

ブレーキフルード同様に
クラッチフルードも
なかなかに真っ黒ですね。
ただこれに関しては
フルードの交換作業が
原因じゃ無さそうです。

フルード交換時に
タンク内に蓄積された汚れは
出来るだけ綺麗にしてから
交換してあげるのがいいです。

タンク内にこびり付いた汚れを
可能な限り綺麗にしてから
フルード交換していきます。

フルード交換といっても
単にフルードを
入れ替えするだけなのと、
状況を理解しながら
フルード交換するのでは
大きく違ってきます。

例えば
下の写真の
レリーズシリンダーの状態を見るだけでも
分かってくる事はあります。

こちらについては
オーナーさんへお伝えしておきます。
これを見て
スルーしちゃうようだと
メカニックとしてＯＵＴですよ。

抜いたフルードですが、

写真だと分かりにくいですが、

ここからも
車両側の状態を
いろいろと示してくれています。

何度やっても
フルードが綺麗になってこないですね。

タンクからも
数回抜いて
とにかく綺麗なフルードが
出てくるようになるまで
繰り返していきます。

クラッチフルード側は
ブレーキほど
フルードの送り量が多くないので
綺麗になるまで時間がかかりますね。

綺麗になったら
増し締めと付着したフルードをしっかりと
綺麗に洗い流して完了です。

オーナーさんから
キーレスのプラスチック部分が
割れちゃってるのと
スペアキーが無いからという事で
製作を依頼されていました。

キーナンバーは分からないという事なので
キーシリンダーを取り外して
キーナンバーを確認します。

キーをコピーで製作する方いますが
古い車両ほど
コピーはやめた方がいいと思います。

キーもすり減ってくるので
そのすり減ったキーをベースに
コピーすれば
当然さらに精度の悪いキーが完成します。

キーナンバーから
キーカットするのが一番いいと思います。

スマートキーの場合には
通常キーは使用しないので
それほどすり減らないので
まだいいと思いますが
基本はキーナンバーからのカットです。

シリンダーを外すのに
フィルムのブチルを一部剥がしています。

そのまま貼っちゃう人が多いですが
ドアフィルム・ブチル共に
非常に重要な役割をしています。

ブチルは常時在庫してあるので
剥がした部分は
貼り直しておきます。

ドアフィルムを
ガムテープで貼ったり
マスキングテープで貼ったりしている車を
ちょくちょく見かけますが
フィルムがなんの為に
存在しているのか
ちゃんと考えてあげて下さい。

段々とゴールが見えてきましたが
ここから
点火系の手直しと
雨漏れ修理をしていきます。