Ｙ様ＧＸＥ１０アルテッツァ、細かい部分を手直ししつつ深い部分も内容確認していきます。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かり中の
Ｙ様アルテッツァですが
いろいろ見ていくと
表面的な整備だけをしてきた事が
良く分かってきます。

表面的な整備をしているから
基本的な部分は問題ないけど
よぉ～く見ていくと
いろいろとトラブルを抱えている部分が
発見されていきます。

ヘッドカバーから
オイル漏れがありますが
ここはそこまで酷くないから
問題って程でもないです。

それでは何が問題かって言うと
ヘッドカバーのガスケットは
交換してあるみたいなんですね。

２年前の車検時に
タイベルなども交換してあるようです。

じゃぁ、このオイル漏れは？？？ってなる訳ですが
分からないってなるんです。

現在進行形で漏れているのか、
ガスケット交換した時に
綺麗にしていないだけなのかが
判断出来ないんですね。

ヘッドカバーパッキンの交換時に
ヘッドカバー側はもちろん
ヘッド側や各部を
しっかりと綺麗に洗浄していますが
その理由が上記につながります。

ちゃんと交換した部分を
綺麗にしておかないと
将来的に見た時に
以前の漏れなのか、
新しく漏れてきたのか、
判断が出来なくなります。

サーモスタット上の
丸い部品ですが
こちらは元々が黒ではなく
アルミの色です。

ここも現状で漏れているのか、
過去に漏れていただけなのか、
判断が出来ないですね。

こっちも同様です。
タイベル交換しているなら
このあたりは
一度分解しているはずですが
いつからの漏れなのか
判断出来ないです。

さらにタイベル交換時の
伝票を見させてもらいましたが
４年前にウォーターポンプを交換、
２年前に
タイベル交換をしているみたいです。
一緒にやりましょって話ですね。

そんでもってカムシールや
クランクシールは
交換していないようです・・・。

現在進行形でオイルシールから
漏れが発生している場合、
さらにもう一度
タイベルを外す事になります。

オーナーさんにとっては
ひたすら工賃を
払い続ける感じですね。
無駄でございます。

下廻りを見ても、

それほど酷くはないので
問題ないですが
オイル漏れの形跡や、

クーラントが垂れた形跡が
そこらじゅうにあります。

今回クーラント交換もしていますし、
現状でどれだけ
漏れが進んでいるのか判断したいので
すべて綺麗に洗い流しておきます。

漏れが酷い場所をちゃんと修理して
漏れがそこまで酷くない部分は
なにかのついでに直しましょって感じで
ちゃんと把握しておくと
余計な工賃重複も無くなります。

と言っても
特にオイルは
簡単に綺麗に出来るもんでもないです。

上で綺麗にしたオイルは
当然下に下がってきますので
上から洗っていき、

その下側もひたすら綺麗にしていきます。

真っ黒けだったこちら側も
まずは綺麗にしておく事です。
ちゃんと綺麗にして
リセットしておけば
漏れは発見しやすいですし、

いつからのタイミングで漏れたのかも
判断しやすいですね。

写真はありませんが
下廻りもすべて綺麗にしておきます。

ここからしばらく走行してもらい
オイル交換などのタイミングで
ちゃんと見ておけば
どれくらいの期間、
どれくらいの走行距離で
どれだけの漏れが発生しているのか、
ちゃんと判断出来るようになります。