Ｋ様ＫＤＨ２０１ハイエース、各部の点検とスライドピンの確認＆リアドラム調整など。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検で入庫した
Ｋ様のＫＤＨ２０１ハイエースですが
クーラント漏れ修理の部品が入荷するまでに
別の部分を見ていきます。

エアクリは真っ黒けですね。
問答無用で新品交換って感じです。

エアコンフィルターも
ゴミやホコリがたまってきていたので
こちらも新品交換しておきます。

いつも書いてますが
特に高いフィルターを使うっていうより
定期的にちゃんと交換するのが大切です。

理想は高いフィルターを
定期交換ですが
ずっと続けてると
嫌になっちゃいますからね。

リアのフィルターは取り外して
エアブローだけで十分です。
そんなに使わないですしね。

スライドピンも外してチェックしておきます。
片持ちキャリパーでは
非常に大切な部分ですね。

過去に交換しているのか
分からないですが綺麗ですね。
この状態を保っていく為にも
古いグリスを除去して
グリスアップし直しておきます。

さすがに１４万ｋｍで
この状態ってのは考えられないので
一度交換してるのかな？？？

どっちだったとしても
イイ事です。

パットも外してチェックします。
スリット部分に
ダストが多少たまっていますが
比較的綺麗な状態です。

エアブローして綺麗してから
組み付けしておきます。

ピストンは一度押し戻して
動きを確認しておきます。
綺麗に戻ってくれますね。
押し戻してから組み付けをしたら
キャリパーがスムーズにスライドするか
チェックしておきます。

スムーズに動いてくれますね。
このひとつのチェックだけでも
キャリパーの歪みをチェック出来ます。
あまりキャリパーの歪みが大きいと
スライドがスムーズにいかない事が多いです。

ブレーキテスターかけて
制動力が出るから
ＯＫじゃないですよ。

ドラムも外して
シューの状態などを
チェックしておきます。
ダストがかなり溜まっていたので
エアブローしておきます。

ドラムとシューの隙間
が広すぎる感じがあります。
自動調整だから調整しないって人いますが
自動調整はそこまで
クリアランスを
しっかりと詰めてくれる訳じゃないです。

あくまでも最悪な状態にならないように
最後の砦って感じです。

自動調整が働いちゃうって状況そのものが
間違いだと考えるべきです。

シューの隙間が広すぎると
異物が噛み込む可能性も増えて
噛み込んでしまうと
最悪はドラム交換につながってしまいます。

普段から
適正なクリアランスを保っておくと
いいと思います。

あとはクーラント漏れ修理が必要なので
そちらの作業を進めていきます。