Ｏ様ＤＣ５インテグラタイプＲ、イグニッションコイル交換。｜車検・点検・修理のグーネットピット

去年、ＬＡＦセンサーの交換をさせて頂いた
Ｏ様のＤＣ５インテグラですが
アイドリング不調が発生したとの事で
オーナーさんが
イグニッションコイルを
購入されたようです。

本来であれば
不調原因を追究してからの
部品交換ですが
ご連絡頂いた時点で
コイルが届いているみたいので
コイル交換していきます。

交換は特に難しい事もないですが
コイルを外す前に、

イグニッションアナライザーで
現状でのコイル状態を
確認しておきます。

１番２番は問題無さそうですが
３番は測定中でも
失火する事がありました。
４番もピーク電圧が
高すぎる時がありました。

本来であれば
プラグを一緒に交換したいところですが
１年前に交換したとの事でしたので
外してチェックしておきます。

外そうとした瞬間に気付きましたが
プラグの締付が弱すぎです。
たぶんトルク１５Ｎ・ｍとかって感じでした。
コニカルシートタイプのプラグじゃないんだから
問題外ですね。

ちなみに右が装着プラグ、
左が店にあった
ちゃんとしたトルクで締めたプラグです。
リングガスケットがそれぞれありますが
左はしっかりと潰れているのに対して
右の装着プラグはガスケットが
しっかりと潰れていないです。

これでは圧縮漏れしてしまう可能性もありますね。
ちなみにお店でちゃんと工賃を払っての
作業みたいです。

すべて締付とプラグのチェックもやり直して
組み付けしたら完了です。

再度イグニッションアナライザーで
チェックしておきますが
３番の失火する感じは無くなりましたが
ちょいとピーク電圧が高い感じがありますね。

冒頭で不具合発生時は
プラグも一緒に交換したいと書きましたが
この状態だと
プラグは本当に大丈夫なのかってのが
はっきりしなくなっちゃうんですね。

これでアイドリング不調が
直ってくれればいいですが
直らなかったら
またプラグを疑わないといけなくなります。

まぁ、症状がまだ出るようであれば
ちゃんと原因を追究してからの
次の修理に進むのがいいと思います。

でも３番のピーク電圧が
高いっていう内容が
残っちゃうんですね。

Ｏ様、今回も作業のご依頼ありがとうございました。
店で確認した感じでは
アイドリング不調出ませんでしたが
しばらく様子を見て
まだ症状が出るようであれば
ちゃんと原因追及が必要かと思います。