Ｋ様ＺＶＷ５１プリウス、リア周りの異音対策をして納車になります。｜車検・点検・修理のグーネットピット

一通りの整備が完了して
走行チェックに入っていた
Ｋ様プリウスですが
段差を越えた時に
リア周りからの
異音が気になってきました。

音楽を流していれば
まず分からないくらいですが
走行チェック時は
当然音楽は流していないです。

なによりも異音関係に関しては
弊社で乗って
気にならないところまで仕上げれば
オーナーさんが気になる事は
まず無いだろうってところまで
仕上げているつもりです。

とにかくリア周りを重点に
細かい部分を確認。

異音の発生原因としては
左リアって感じがするので
左リア周りをひたすらチェック。
バンパー下のクリップが無くなっていました。

クリップの取付を
いつも重要視している理由が
クリップが無くなる事で
異音発生原因に
つながる事もあるからですね。

取り付けしたら
もう１度走行チェック。
まったく意味なかったですね・・・。

そういった場合は
リア周りの異音発生付近を
すべて内装撤去して調べていきます。

チェック途中で
内装外しの追加があると
面倒なので
リアゲート周りの内装も
すべて撤去します。

中途半端な内容は
時間の無駄です。

外している途中で
ビスが転がっていたのを発見したので
コレだ！！ってなりました。

コレ撤去して
走行すれば異音無くなってるぜぃって思って
走りに行ったら
しっかりと音出ますネ。。。

仕方ないので
ひとりが運転、
もうひとりがリアに乗った状態で
異音の発生原因を完全に探っていきます。

最初からこうすれば良かったですね。
いつもこうしてるんですが
今回はひとりで頑張ってたから
結局は時間の無駄でしたね。

どうやらリアゲートからの音みたいです。
リアゲート左右に
こういった部品が装着されていますが
位置調整をしたらしっかりと異音消えてくれました。

調整でもいいですが
下の写真の
上側の部品はゴムが潰れている部分がありますね。
下が新品になります。

ゲート側と
ボディ側に装着されていますが
すべて新品に交換しておきます。

ゲート側にはこのブッシュも付いていますが
こちらも新品に交換しちゃっておきます。
異音とは関係ないですが。

主にこの部品が原因ですね。

交換後は綺麗に音消えてくれました。
あとから社用車の３０プリウスに乗ってみたら
まったく同じ異音出てますね・・・。

構造は同じような物を使っていると思いますが
劣化しやすいかもですね。
おそらくゴム製品が
コストダウン品が使われているかもですね。

まぁ、プリウスは
コストダウンをひたすら繰り替えして
ようやく世に出たって感じの車です。

トヨタさんが悪いって訳ではなく
数限りないコスト削減によって
ようやくこの金額で
販売できたって感じだと思います。
メーカーさんの努力の結晶って感じですね。

最終の走行チェックが完了したら
ボディコーティングをして
クーラントのレベル調整、
ホイールカバーに傷があったので
こちらは１台分新品に交換しておきます。

Ｋ様、今回もお車のご購入
ありがとうございました。

４，０００ｃｃのハイラックスサーフとは
まったく違った車になるので
まずは乗り慣れていって下さい。

サーフと比べると
電子制御だらけの車になります。
便利な部分もあれば
違和感を感じる部分もあると思いますが
乗ってればその内に慣れてきます。