Ｓ様ＶＡＢ、ブレーキパットとローターの交換をご依頼頂きました。｜車検・点検・修理のグーネットピット

ランエボ１０から
ＶＡＢに乗り換えしたＳ様ですが
ブレーキパットと
ローターを交換したいという事で
ご依頼を頂きました。

後期のＶＡＢなので
モノブロック６ＰＯＴが標準になってます。
当初はパット交換の予定でしたが
ドリルドローターに
数ヵ所クラックが入っていた事から
ローター交換も一緒にする事に。

純正ローターは左右で１４万もする事もあり
ディクセルさんの熱処理された
スリットローターを使用します。

塗装のタイプじゃないので
取付前にしっかりと脱脂します。
ハブ側もしっかりと脱脂します。
オイルが付着したままだと
熱の伝達が悪くなってしまうので
大切な部分です。

ハブ部分は
当たり前に錆びているので、

錆びを出来る限り除去してから
ローターを組み付けしていきます。

キャリパーはピストンや
パットとの当たり面すべて
古いグリスを綺麗にしてから
新しいグリスを塗布して組み付けします。

古いパットは
ダストが詰まっちゃってますね。
交換するから関係ないですけど。

ピンや抑えプレートもすべて
綺麗に洗浄してから組み付けします。
パット交換はとにかく
ひたすら洗浄って感じです。

せっかくの６ＰＯＴキャリパーなので
ブレーキダストを
ちゃんと綺麗に洗い流しておきます。

ホイールは前後共に
内側もブレーキダストを
洗い流しておきます。

せっかくのＴＥ３７ですが
ダストがこびり付いてしまうと
除去するのが大変になってしまうので
定期的に洗ってあげるといいです。

そのままだとフロントがスリット、
リアはドリルドになっちゃいます。

ストリートでの使用であれば
性能的にはそれほど問題無いですが
見た目の問題ですね。

オーナーさんに
そのまま交換無しにするか、
フロントと同じくスリットにするか
選んでもらいます。

まぁ、当たり前のように
スリットを選ぶオーナーさん。
気持ちはとっても良く分かります。

ローターを外したら
ドラム内をエアブローして
少しでも綺麗にしておきます。

フロントと同じく
ハブは錆びているので、

ローター取付面と合わせて
しっかりと綺麗にしておきます。

リアはパットの残量が十分に残っていたので
そのまま再使用しますが
ローターが新品になるので
表面をしっかりと綺麗にして、

ピストンとの当たり面や
キャリパーの当たり面は
すべて綺麗にしてから
新しいグリスを塗っておきます。

ピンやプレートは
フロントと同じく
綺麗に洗浄しておきます。

フロントと同様に
キャリパーを綺麗に洗っておき
ローター交換しているので
サイドブレーキ調整もやっておきます。

すべての作業が完了したら
ブレーキフルードのレベル調整と
最終の走行チェックをして完了となります。

納車時に
ブレーキ慣らし運転の仕方をお伝えして
納車完了となります。

Ｓ様、今回も作業のご依頼ありがとうございました。
またなにかありましたら
いつでもお気軽にご連絡下さい。