ＡＰ１型Ｓ２０００、クラッチマスター＆レリーズ交換とクラッチペダルオーバーホール。｜車検・点検・修理のグーネットピット

ＡＰ１型Ｓ２０００ですが
クラッチを踏んだ時の
キシミ音が気になってきました。

レリーズベアリング側からの音ってなると
ミッションを降ろして
クラッチオーバーホールと一緒の作業ですが
原因を確認したら
ペダル側からの異音でした。

クラッチマスターや
レリーズシリンダーは
Ｓ２０００では定番の弱点となり
マスターからの漏れが発生すると
ボディの塗膜を痛めてしまいます。

ペダル外すついでに
クラッチマスターと
レリーズシリンダー、
クラッチホースも交換しておきます。

クラッチマスターは
オーバーホールでもいいんですが
タンクも新品になるので
ＡＳＳＹ交換しちゃいます。
このあたりは予算に応じてですね。

レリーズシリンダーも
自分で作業するって人は
オーバーホールでもいいんですが
お店に依頼する場合にはＡＳＳＹ交換がおすすめです。
もちろんホースやガスケットも交換です。

レリーズハＡＳＳＹ交換がおすすめな
理由としては
オーバーホールする「工賃」が必要になるからですね。

お店側はオーバーホールしてもらった方が
利益にはなります。

でも工賃にお金払うなら
ＡＳＳＹ交換に費用をかけた方がいい気がします。

ブレーキマスターなんかは
ＡＳＳＹが高いので
オーバーホールって選択肢もありますが
クラッチマスターや
レリーズはＡＳＳＹが
それほど高い訳でもないですからね。

そのままクラッチペダルを外して、

分解と洗浄、

スプリングの取付部にある
プラスチックカラーも
新品交換しておきます。

その他にもストッパーや、

こういった部分の
プラスチックカラーを交換します。
というか、
このあたりのカラー交換が
メインの作業です。

マスター側と接続する部分の
ピンが入るところにも
プラスチックのカラーが存在します。

このカラーが割れてきたり
グリスが切れてくると
キシミ音につながってきます。

またカラーが割れたまま使ってると
ペダルとピンが直接触れる事になるので
ペダル側が削れちゃう場合があります。
そうなるとペダル側の
交換って事につながっちゃいます。

クラッチスイッチですが
それほど不具合発生は多くないですが
Ｓ２０００はクラッチスイッチ周辺が狭いので
あとからスイッチだけ交換が
ちょいと手間です。
せっかくなんで新品に交換しちゃいます。

必要箇所へのグリスアップをして
組み付けしておきます。

クラッチマスター、
レリーズシリンダー、
ペダルストッパーなどの交換をしているので
クラッチレリーズのストローク量を測定、
遊び量とあわせて調整しておきます。

一通りの作業が完了したら
実際に走行チェック、
走行チェック後に
各部の漏れを確認したら
すべての作業完了となります。