Ｍ様Ｓ２０００、インフォメーターの設定をして納車完了です。｜車検・点検・修理のグーネットピット

トラストさんのインフォメーターに
油温と油圧センサーを追加して
作動確認まで出来た
Ｍ様のＳ２０００ですが
ここからが大切な部分です。

一般的にお店さんでメーター類を装着した場合、
そこまでで終了、
あとはオーナーさんに
お任せって事が多いです。

メーターによっては
しっかりと設定する事で
使い易くなる事も多いので
今回一部機能は設定のし直しをしておきます。

あくまでも一部であって
すべての設定ではないですが
オーナーさんが気付きにくい部分を
やり直す事で使い易くしておきます。

最近はインフォメーターのように
一括表示のメーターも多く出回っています。
室内がスッキリする事がメリットですが
表示する内容によっては注意が必要です。

今回もオーナーさんにご依頼頂いた時に
部品注文前に
オーナーさんへいろいろ
確認をしてもらいました。

特にブースト計やバキューム計、
油圧計のように常時数値が変動しているメーターは
デジタル表示させてもまったく意味は無いです。

数字でセンサー値が表示されても
常に変動しているので
サーキット走行時なんかは特に
数値を見てる余裕なんか無いです。

なのでこういったメーターは
アナログ表示させるのがおすすめです。

下の写真のように
水温や油温はデジタル表示させて
油圧はアナログ表示させます。

基本的には針の動きや
位置でパッと見るだけで
おおよその数値が判断出来ます。

本当はＤｅｆｉなどの
単独でのアナログメーターが理想ですが
このあたりはオーナーさんのご予算や
どういった仕様にしたいかによりますね。

アナログの表示を見ると分かりますが
スケールの最大値が
「１０キロ」になってます。

実際に全開走行をして
油圧のピーク値を確認、
「７．２キロ」がピークだったので
スケールの最大値を
「８．０キロ」に変更しておきます。

余計なスケールを無くす事で
メーター全体を使えるようになり
見やすくなります。

こちらはおまけ程度です。
タッチするだけで
インマニ圧表示に出来るので
こちらのスケールも変更。
ＭＡＸが１．５キロになってますね。

吸気慣性もあるので
ピークが「０．０１キロ」になってますので
最大スケールは「０．０４」にしておきます。
見易さ考えたら「０キロ」でもいいかもですね。

スケールが１．５キロの時は
アナログメーターの
１／４くらいしか使えていなかったですが
スケール変更する事で
全体を使えるので見やすくなります。

ちなみにＯＢＤメーターを装着する時は
使用用途によって
ちゃんと製品選びをして下さい。

特にインマニ圧は
しっかりと把握したい部分ですが
ＯＢＤメーターは若干反応が遅い時が多いです。

リアルタイムで見る必要があるメーターは
ちゃんと単独のメーター設置が必要です。

いろいろ書きましたが
油圧やインマニ圧を表示する場合でも
表示されればＯＫであれば
なんでもＯＫ、
ファッションメーターって言う事でも
特に否定するような内容でもないと思います。
個人の好みってやつですね。

でもサーキット走行などで
ちゃんと表示をしたいって場合には
その内容によって
メーターの選択は大切です。

ＯＢＤでも単独のアナログでも
どっちも同じって考えは
捨てておかないとダメって事です。

最終、センサー周りの漏れチェックをして
問題が無い事を確認して
納車完了となります。

街乗り領域でも
水温と油温がちょいと高めな感じがします。

ラジエターが
容量アップされている状態を考えると
ちょいと対策してあげるのがいいかもです。
いつものお店さんと
一度相談してみてもいいかもです。