Ｏ様ＣＰ９Ａランエボ５、フロントのロードノイズとハブガタ修理。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車高調を取付した
Ｏ様のランエボ５ですが
アライメントのご依頼も
頂いている場合には
必ず足回りのチェックもしておきます。

アライメント調整をしたけど
足廻りにガタがあったのでは
調整してもなんの意味も無い為です。

今回、車高調取り付け時に
左フロントに
ハブガタがある事を確認していました。

左フロントのアッパーマウントに
ガタも出ていたので
車高調交換で治れば
ラッキーって思っていました。

走行チェック時にフロントから
ロードノイズがなかなか激しく
タイヤの片減りもあるかなって思っていました。

いろいろな原因がありすぎて
ひとつに絞れないって感じの状態です。

ずっとディーラーさんで
車検をやってきたみたいですが
車検をクリアするだけの整備と
ちゃんとした内容で乗る為の整備は
まったく違うっていうのが
良く分かる内容です。

車高調を交換した後で
ハブガタをチェックしたら
どうやらハブベアリングのガタで
間違いないですね。

オーナーさんにご連絡をして
ハブベアリング交換をさせてもらいます。

オーナーさんとしては
ちゃんとした状態にして
今後も乗っていきたいって感じです。

現状で２０年以上経過していますが
３０年は乗りたいって事でした。
まだ約１０年くらいありますね。

せっかくなので
どうしようも無いってところまで
乗ってもらいたいですね。

そんな訳でトラブルが発生している
左だけでなく
右フロントのハブベアリングも
一緒に交換です。

ハブＡＳＳＹを引き抜いたら、

なかなかの錆って感じです。
まぁ、当たり前ですね。
ハブＡＳＳＹの取付面を
ワイヤーブラシで
しっかりと綺麗に処理してから
新しいハブを組んでいきます。

お仕事で雪国に居た事もあるみたいで
ボルト類が錆びていますので
車高調取付時も交換しましたが
今回もボルト類はすべて新品に交換します。

新品ハブＡＳＳＹがまぶしいです。

スプラッシュガードは
ブレーキダストで
真っ黒になっているので
綺麗に洗ってから組み付けします。

外したハブＡＳＳＹです。

手で回すと
ベアリングがゴリゴリと
嫌な感触がありますね。

１６万ｋｍ使ったら当たり前ですね。
新品はスムーズに回ってくれるので
これだけで車内が
静かになってくれそうです。

ランサーはキャリパー側に
取付ボルトの受け側ナットが
タップ処理されています。

この部分のネジ山がダメになってしまうと
キャリパー交換になってしまいます。
外したついでに
ネジ山をタップかけて綺麗にしておきます。

ボルト側もダイスをかけておきます。

取付時にスレッドコンパウンドを塗布して
次回の取り外し時にも
スムーズに外れてくれるようにしておきます。

あとはタイヤを４本交換したら
まずはフロント周りの問題部分クリアです。

お次はリア周りのトラブルを
解消していくようにします。