Ｏ様ＣＰ９Ａランエボ５、車高調の取付や異音原因追及。｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回ご連絡を頂いて
初めてのお付き合いとなるＯ様ですが
新車時からお乗りのランエボ５を
修理のご依頼でした。

どうやら足回りからの異音があるみたいで
ディーラーさんで
点検を受けていたみたいですが
はっきりとした原因が分からず、
純正ショックアブソーバーの
供給が終わったとの事で
修理不可になってしまったようです。

インターネットを見て
修理のご依頼を頂きました。

２０年以上経過、
走行も１６万ｋｍ以上になっていますが
まだまだ乗りたいという事でした。
素晴らしいです。

新規でのご依頼の場合は
まずは点検から入るか、
これまで点検してきた内容を元に
修理に入るかを
オーナーさんに選んでもらっています。

距離的にもショックアブソーバーは
すでに正常ではない事は間違いないです。

現在はラリーアートの純正形状サスですが
今回はテインの車高調へ交換です。
当初はＨＫＳ製をご提案していたのですが
納期が４～５ヶ月って事で断念です。

ＴＥＩＮのＭＯＮＯスポーツ車高調です。

ＴＥＩＮの車高調を嫌う人も中にはいますが
ショックアブソーバーのメーカーだけに
やっぱり造りがしっかりとしている部分も多いです。

どこぞのふざけた定価だけ高い車高調のように
増し締めしたらボルトが折れる事もなく
ちゃんと締付確認のシールも貼ってあります。

ランエボ５用は無いですが
ブレーキホースなどを固定するブラケットに
ナットが溶接して塗装されている場合には
ネジ山の塗料をちゃんと除去してくれてあります。

どうでもイイように感じる人もいるかもですが
こういった基本に忠実なメーカーさんは
やはり信用できると考えています。

外したラリーアートの足回りは
見ただけでお亡くなりになってる感じが
満載ですね・・・。

アッパーとスプリングを外して
状態をチェックしておきます。
納車時にはオーナーさんへ
実際に作動状況を
お見せする為でもあります。

縮めたショックアブソーバーは
もうほとんど戻ってこないです。
手で引っ張らないと戻らないですね。
１６万ｋｍ使えば
まぁ、当たり前ですね。

ホイールは、

ブレーキダストで真っ黒だったので、

裏側も綺麗に洗っておきます。

リアの車高調は減衰力を調整する為に
内装加工が本来は必要ですが
リアタワーバーを取付する為に
ディーラーさんが
穴あけ加工をしてくれています。

それはもう素晴らしいくらいの
穴あけ加工ですね。

カッターで切ったのか、
カクカクに切ってありますし、
どんだけの大穴あけるんですか？？？って感じです。

おかげ様で車高調の交換は
ラクチンでしたけど・・・。

新車購入してリアタワーバー取り付けを依頼、
この状態で帰ってきたら
言葉も出ないかもしれないです。。。

入庫時の車高はこんな感じ。

フロントがガッツリと上がっていて、

逆にリアは低いですね。

前後のバランスを調整する為にも
フロントは入庫時よりも少し下げて、
リアはフロントに合わせて
もうちょい上げるようにします。

ＴＥＩＮの標準車高よりも
１５ｍｍほど上げた状態でセット、
オーナーさんへ写真を送って
一度確認してもらいます。

ここから走行チェックに入って
アライメントって流れを予定していましたが
いろいろ問題がありそうなので
今後も安心して乗ってもらえるように
いろいろ対策していきます。