ＣＳ２２Ｓアルトワークス、プロペラシャフト破断修理とリアデフ交換です。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検時にいろいろ手直しをさせて頂いた
Ｍ様のＣＳ２２Ｓアルトワークスですが
プロペラシャフトが折れたかもって事で
ご連絡を頂きました。

４ＷＤターボのアルトワークスをベースに
ＦＲ化されているんですが
本来は４輪に駆動力が配分されているのが
リア２本に駆動力が伝わる事になるので
どうしてもリアの駆動系に
負担がかかる事になります。

もうひとつ理由として
納車前にトレーリングアームを
左右交換していました。

理由としては
純正ブッシュが撤去され
この強化ブッシュ？？？
カラーみたいのが入っていたんですが
ご覧の通り隙間だらけで
ガタガタになっていた為です。

動画がアップ出来ないので
写真を２枚ですが
下の写真２枚が
動いているの分かるかな？？？

片側アームに３ヵ所ブッシュがありますが
すべてガタガタだったのでアームＡＳＳＹで交換です。

ちなみに後から分かった事ですが
このブッシュは純正ブッシュは打ち抜きせずに
ブッシュの隙間を埋めるような感じで
使う製品みたいです。

前オーナーさん時代に
間違ってブッシュ打ち抜いて
使っちゃったのかな？？？

話がそれていますが
アーム交換完了して納車、
そこから３０分後くらいに
プロペラシャフト破断となりました。

これまではブッシュがガタガタだった為、
駆動力が変な意味で逃げていたのが
しっかりと伝わるようになり
その力が一番弱いプロペラシャフトに加わり
破断になったのかなと。

といっても、
アームそのままだったとしても
時間の問題だったのかなと思います。

引取時はプロペラシャフトを
交換してＯＫって思っていましたが
リアデフのビスカスカップリング側が
ねじ切れていました。

オーナーさんがＬＳＤ組み込みされた
リアデフを持っているという事だったので
リアデフを降ろして交換していきます。

こちらが千切れて
プロペラシャフト側に
ついていたフランジ部分です。

ちなみにこちらが
正常が状態です。

中古デフですが
降りている間に
オイルシールを交換しておきます。

フランジ部分の液体パッキンは
そのままでＯＫって事でしたが
念の為、増し締め確認したら
すべて緩んでいて
フランジも一度取り外しされてました。

その為、液体パッキンは
まったく効いていなかったので
確認しておいて良かったです。

そのまま搭載していたら
オイルを入れた瞬間に
オイル漏れしてるところでした・・・。

ビスカス側とデフ側のフランジも
一度キレイにしてから液体パッキンを塗って
乾くまで待つようにします。